Quantcast
Channel: 乱鳥の書きなぐり
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5148

『元禄忠臣蔵〜南部坂雪の別れ』鴈治郎(現・坂田藤十郎)『寿猩々』富十郎『手習子』芝翫

$
0
0


 『元禄忠臣蔵〜南部坂雪の別れ』
出演:中村吉右衛門 片岡我當 片岡芦燕 松本錦吾 松本幸右衛門 澤村鐵之助 中村歌江 市川高麗蔵 大谷友右衛門 中村東蔵 中村鴈治郎(現・坂田藤十郎)
2002年
72分
カラー
11月・12月は二ヶ月連続で忠臣蔵関連作品を特集。 討入りの決意を胸に秘めた内蔵助と瑤泉院の心の交流を描いた名場面。討入り前夜、大石内蔵助が主君の未亡人・瑤泉院に暇乞いに向かう場面を描く。飛び立つ思いで蔵之助に面会する瑤泉院だが、周囲を警戒する内蔵助は、思い出話や浪士たちの苦しい暮らしぶりを話すばかりで一向に本心を明かさない。そんな内蔵助に落胆し、夫の無念を思い内蔵助の態度を責める瑤泉院と、本心を隠して応対する内蔵助の姿が心理的な台詞劇として展開し最大の見どころになっている。 吉右衛門の内蔵助に鴈治郎(現・坂田藤十郎)の瑤泉院で、真山青果作品らしい台詞劇の面白さを堪能できる名作をお届けする。(2002年/平成14年4月・歌舞伎座)

『元禄忠臣蔵〜南部坂雪の別れ』は今月二回目。
 あきもせで(…というか、)

      見るたびに 面白み増す 舞台かな

 もう!好きな役者さんばっかり^^
 丈丈丈丈みたいな感じなんだけど、あんまりつけるとおかしいので、藤十郎丈と書いておきましょう…

 南座の顔見せは腑に落ちない部分もあったのだけれど、どうしても藤十郎丈を見ておきたいわたくしを気遣い、夫が半ば強引に顔見せに行こうって誘ってくれた。
 優しい旦那様で良かった。感謝感謝の毎日を送る。

 藤十郎さん、待っていてね!
          って、知ったこっちゃ無いか!^^;;

 顔見せ前半のチケットをとろうと思ったが、好きな場所から見られないので、後半分のチケとりをがんばることにした。
 仁左衛門丈が舞台にたたれないのは残念だけど、好きな役者さんが代役してくださるので良しとする。

 昨日読み終わった京都関係の本『京都ここだけの話』、これには顔見せのことは書かれていなかったけれど、顔見せが終わると京都の正月が来る。そんな気がする。


 『寿猩々』
 『手習子』

 能楽の『猩々』『猩々乱』と『寿猩々』とは、筋書きが全く違うのね。
 富十郎さんの花道のすり足と迫力。すごい方だったなぁと、今更ながらに思うな。
 寂しいな…。

 わたくしのとっても好きだった芝翫丈の『手習子』
 本当に浮世絵から抜き出てきたみたいだね。
 特徴の有る仕舞や芝居
 この癖に一旦はまると、舞台を見ていて楽しい気持ちになっちゃうのね。人徳なのか、演技力なのか
 わたくしは芝居のことは全くわからないんだけど、やっぱり好きな演じかたの役者さんの独りなのよね。
 寂しいな…。
 そもそも 新しい歌舞伎座に建て直していつ最中のこと。
 わたくしの悲しみは芝翫丈のお亡くなりになったことから始まり、その後好きな役者さんがどんどんとお亡くなりになられ、悲しみは勘三郎さんで頂点に達したのよね。
 なんだかね、本当に読書欲も薄れるのよ。歌舞伎のことを考えると…。冊数だって、例年の半分だもんね(笑)
 せめてね、幸四郎丈が関西に来てくだされば…と思う今日この頃。

出演:中村富十郎 中村魁春 中村芝翫
2009年
45分
カラー
『寿猩々(ことぶきしょうじょう)』 能をもとにした作品で重厚な色合いの義太夫舞踊。酒を好物とする猩々(富十郎)が、親孝行な酒売り(魁春)のもとに現れる。今日も酒を所望して、酒に酔った猩々は、嬉しそうに舞い始める。 『手習子(てならいこ)』 春の野辺に手習いから戻って来たお駒(芝翫)が通りかかり、いろは歌に合わせて可憐に踊っていく。寿猩々とは対照的な長唄ならではの華やかさ溢れる舞踊。(2009年/平成21年5月・歌舞伎座)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5148

Trending Articles