(ちょっとすてきな器にみえない?みえないって?
以前乱鳥がひねった信楽焼でごじゃりました。 )
『壽祝歌舞伎華彩〜鶴寿千歳』『たぬき』『當年祝春駒』『雪暮夜入谷畦道〜直侍』(観た順)
今週の月曜と火曜のこと。テレビで『壽祝歌舞伎華彩〜鶴寿千歳』『たぬき』『當年祝春駒』『雪暮夜入谷畦道〜直侍』の四演目を観た。
二日にわたってのことだが、これだけ観ると、南座の顔見せくらいのボリュームが有る。
質も量も、たいへん満足した。
テレビとはいえ、芝居や舞踊は面白いね☆
『壽祝歌舞伎華彩〜鶴寿千歳』
出演:坂田藤十郎 中村魁春 市川染五郎
2013年
23分
カラー
今年4月に新開場した歌舞伎座から、第一部の幕開きを飾る舞台をお届けします。「鶴寿千歳」は、昭和3年に行われた昭和天皇の即位の大礼を記念して作られた筝曲の作品で、その後慶事の折に再演されてきた。歌舞伎座開場を祝うにふさわしい一幕を、人間国宝で日本俳優協会会長の藤十郎ほかの出演でご覧いただきます。所は甲州鶴峠の山中。辺りの巌には常磐木の松が生い茂っている。ここへ鶴が現れ目出度き御代を寿いでおごそかに舞を舞うのでした。(2013年/平成25年4月・歌舞伎座)
『たぬき』
出演:坂東三津五郎 中村福助 中村扇雀 中村橋之助 市川門之助 齋藤勇一郎(現・坂東小吉) 中村信二郎(現・錦之助) 坂東彌十郎 中村東蔵 中村勘九郎(十八世勘三郎)
2004年
90分
カラー
大佛次郎作の新歌舞伎。幕末の江戸を舞台に、人の世に嫌気がさした男がひょんなことから全てを捨てて人生をやり直す。表からは見えない人の心の裏側を、たぬきの化かしあいにたとえてリアルに描いたちょっと皮肉な味わいの人間喜劇。三津五郎の金兵衛、福助のお染、勘九郎(現・勘三郎)の太鼓持蝶作で。 江戸深川の埋立地。柏屋金兵衛は、婿養子の身でありながら放蕩三昧の末、流行のコレラで死ぬが、なんと火葬場で息を吹き返してしまう。一度は家に帰ろうとする金兵衛だが、家付き娘の本妻に頭の上がらない家を捨て、妾のお染と新たな人生を送ろうと考え直す。しかしお染の家にいってみるとそこにはなんと情夫がいて…。(2004年/平成16年12月・歌舞伎座)
『當年祝春駒』
出演:中村獅童 中村勘太郎(現・勘九郎) 中村七之助 中村種太郎(現・歌昇) 中村歌六
2007年
19分
カラー
工藤祐経(歌六)を親の敵と狙う曽我五郎(獅童)と十郎(勘太郎=現・勘九郎)の兄弟は、馬の頭部を付けた跨り棒=春駒というおもちゃの行商人に姿を変え、舞鶴(七之助)の手引きのもと、工藤の館に入り込みます。曽我物の登場人物たちによる、晴れやかな祝儀舞踊です。(2007年/平成19年4月・歌舞伎座)
『雪暮夜入谷畦道〜直侍』
出演:尾上菊五郎 尾上菊之助 市村家橘 市川團蔵 澤村田之助
2008年
70分
カラー
お尋ね者の片岡直次郎は、入谷の蕎麦屋で恋人の三千歳を療治する丈賀と出会い、三千歳への手紙を託す。そして三千歳のいる寮へ向かう途中、直次郎は共に悪事を働いた暗闇の丑松に呼び止められ、互いの無事を祈って別れるが、丑松は直次郎の訴人に駆け出す。一方、直次郎との再会を喜ぶ三千歳に直次郎は別れを切り出し、三千歳がいっそ殺してくれと訴えるところへ追っ手が迫り…。 情緒ある清元に乗せて二人の儚い逢瀬が濃艶にくり広げられる。定評ある菊五郎の直次郎に、菊之助の三千歳、田之助の丈賀で、河竹黙阿弥の名作をお届けする。(2008年/平成20年10月・歌舞伎座)
データーは全て衛生劇場公式HPより