つい先日のこと。
突然、芝居の前に、キャンペーン中の歌手が出てきた。
わたくしがこれまでに聞いたことの無いような気味の悪い歌い方の○○
名前は、七本松ヒルズ(ということにしておこう)
七本松ヒルズは、歌はうまかった(のかもしれない…)
だが、声を張り上げ、がなり、こぶしを利かせることばかりに熱心で、情感の無い○○
声質と歌のジャンルは、個人の好みの大きな要素だと言えるのかもしれない。
七本松ヒルズは大声な張り上げて、心無ない歌をわめく。
やれやれ! 終わった^^v
芝居を見る。余韻が残る。
救われる。
しかし、踊りなどの途中、終わった筈の七本松ヒルズが出てきた。
一曲、がなり声を耳を押さえて聞く。
我慢に我慢をかさね…やれやれ! 終わった、たすかった^^v
すると、七本松ヒルズ曰く
「もう一曲聞いて下さい。今度は長い曲で5分◯秒あります。」
意地の悪そうな微笑みを投げかける。
限界を越え、ぼろぼろくちゃくちゃになるわたくし。
わたくしの血流は逆流し、毛穴という毛穴からエタノールが注ぎ込まれたような不快感を覚える。
虫酸が走るような嫌いな声質の歌を、強制的に聞かされる。
音楽のことはよく知らない。だが、なくてならないのが、音楽。
先ほども書いたが、七本松ヒルズが歌うは、情感の無い○○。歌う意味が無い。
声質も嫌い。態度も嫌い。
逃げ切れない観客を前に、歌の暴力。
舞台に出て人前に姿を披露するということを意識して、メイクや衣装に気をつけたら どうでございますの?
それを…
似合ず小粋とはほど遠い洗いざらしのお安い浴衣をきて、メーク無しで、まゆげを細く短く剃り、みっともない格好で出てきなさんな☆怖い!汚らしい☆
大阪の難波でダンス踊っている若者だって、見ていてほのぼのするのよ☆気楽にファッションを楽しんでいる声質の良いストリート・ミュージシャンも和むのよ☆
個人的にわたくしの嫌いな声質で、わたくしの嫌いなビートとコブシを利かせた普段着浴衣の怖いおあにいさんはつらい。
三曲も聞かされたその日は 帰宅後、わたくし家族の顔を見て安心し、二時間ほど倒れて寝込む。
神経が持たず、モンモンとした気分で、その日一日は呆然とテレビをつけて過ごした。
幸いにもフランスから来られたというシダ ミヨコさんのまさに神業の美しい『バランス・アート』で救われた。
『バランス・アート』を拝見した直後、天使の羽はわたくしに勇気を与え、日常生活に戻らせて下さった。
素晴らしい美しいシダ ミヨコさん、ありがとうございました。感謝申し上げます。
Miyoko Shida Rigolo 2
José Antonio Hurtado Alcázar·さんからお借りしました☆ありがとうございました☆