45: 『日本近代思想大系18 芸能』より 『粋興奇人伝』 仮名垣魯文、山々亭有人 合輯
先月書いていたように旅行の移動中、気が向けば鉛筆を片手に『粋興奇人伝』を読んでいた。
全てを読みけれなかったが、今月初め、無事読了。
フォトショップが満タンでスキャンさえままならなかったので、記録が今になる。
これは『日本近代思想大系18 芸能』に載っていたもので、全てでは無いが、印影が載せられている。
ここっでは拡大しているが、本書では名刺よりも小さく印影部分はずいぶん読みづらい。なので、鉛筆に助っ人をお願いしたという次第。
解説を見てみる。
解題 文久三年(1863)春、粋狂連と興笑連に属する二十三人の作った三題噺が、各自の経歴と肖像画を添えて発表された。題答は「粋興奇人伝 完」。裏表紙には「粋興奇人伝」を中央に、右に「仮名垣魯文、山々亭有人 合輯」、左に,「春廼屋幾久校合/一恵斉芳幾画」
とし、下に「宝善堂梓」「竹堂書」と記す。………とあった。
『粋興奇人伝』
洒落た落ちが絶妙で、見事に粋な計らいの面白さ。
運の良い方は古本屋で手に入るかも…。