『天保遊侠録』橋之助 勘太郎 彌十郎 宗生 亀蔵 萬次郎 扇雀『小栗判官』『雛助狂乱・五條橋』
『天保遊侠録』
出演:中村橋之助 中村勘太郎(現・勘九郎) 坂東彌十郎 中村宗生 片岡亀蔵 市村萬次郎 中村扇雀
2009年
78分
カラー
勝麟太郎(のちの勝海舟)の少年時代のエピソードとして書かれた一幕で幕末の世相が活き活きと描かれる。
真山青果作。
橋之助の勝小吉、勘太郎(現・勘九郎)の庄之助、宗生の麟太郎、扇雀の八重次で。 若い頃から放蕩三昧で無役の勝小吉は、向島の料理茶屋に大久保上野介を招き、役を斡旋してもらう為の御振舞いの宴を催す。それというのも秀才の息子・麟太郎を立派に育て上げる為に思い立ってのこと。上野介お気に入りの芸者・八重次を呼び、宴が始まるが、上野介らのあまりに横暴な振る舞いに小吉は堪り兼ね、ついに宴はご破算となってしまう…。(2009年/平成21年8月・歌舞伎座)
新歌舞伎とは?明治中期から昭和初期までに書かれた作品を一般的に指す。近代的な思想や人間像を歌舞伎の手法で表現しているのが特徴。
またまたテレビで『天保遊侠録』を見る。
真山ものだが、どこかしっくりと来るこの演目。
筋書きも良いが、役者も良い☆
やはり役者は、間声演技気品が重要だと感じるが、気量よしにこしたことは無い☆
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『通し狂言 當世流小栗判官』(テレビ:前編、後編)
出演:市川亀治郎(現・猿之助) 市川笑也 市川右近 市川猿弥 市川笑三郎 市川春猿 市川寿猿 坂東薪車 坂東竹三郎 中村獅童 片岡愛之助
2011年
124分
カラー
「三代猿之助四十八撰」の一つで数々の仕掛けを巧みに織り込んだ復活古典狂言。序幕は横山家の御家騒動を背景に小栗判官が馬術の腕を披露する。二幕目は漁師の浪七が照手姫の危難を救う場面。三幕目は判官、照手姫、お駒の三角関係から天馬に乗っての宙乗りが見せ場で、大詰は主要登場人物が顔を揃えての大団円となる。 伯父三代目猿之助が当たり役としてきた判官・浪七・お駒の三役に亀治郎(現・猿之助)が初挑戦した話題の舞台をお届け。(2011年/平成23年10月・新橋演舞場)
時代物とは?武士や公家社会をドラマにした作品。江戸幕府はその時代の事件の劇化を禁じたので江戸時代より前の時代を背景としている。
何となく、またまたテレビで『通し狂言 當世流小栗判官』を見た。
いや,何となくではない☆
【小栗判官】に興味が著証あり,読みもの複数種類で読みたいと思っているため☆
竹三郎さん^^v
他、薪車さん、愛之助さん、右近さん、笑三郎さんはたいへん良かった☆
この方達が演じると,リズムが歌舞伎に戻る。
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『雛助狂乱・五條橋』
出演:尾上菊五郎 中村富十郎 中村鷹之資
2006年
29分
カラー
『雛助狂乱』 上方の花形役者・二世嵐雛助が初演して評判となった作品で、歌舞伎座では初めて上演された。菊五郎扮する秋田城之助が、悪人を見顕すために偽の狂乱になるという設定。扇を持って舞ううち打って掛る捕手たちを打ちまかす立ち廻りが眼目。 『五條橋』 京の五條の橋近く。近ごろ京でうわさの武芸に秀でた美少年が、武蔵坊弁慶の前に現れる。猛者の弁慶を見事にしとめたこの美少年の名は牛若丸。以後二人は固い主従の絆で結ばれる。富十郎が子息鷹之資を相手に名場面を舞で見せる。(2006年/平成18年11月・歌舞伎座) 【歌舞伎トリビア】所作事とは?三味線音楽を伴奏とした歌舞伎の舞踊や舞踊劇のこと。
この『雛助狂乱・五條橋』もテレビで何度も何度も見ているもの。
テレビですが…ネ(笑)
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余談
芝居好きとはいえ無いくらいに歌舞伎からは離れているが、実際、歌舞伎役者よりも上手い役者が 他のジャンルでいらっしゃることはこの年まで知らなかった☆
関西公演でも もう少し本腰入れてもらわないと、せめて形くらいは決めてもらわないと、南座や松竹座に足が向かないなぁ〜☆
もちろん,七月松竹座は昼夜何度か通わせて頂くかも〜〜なのでございますけれども…ね(*^-^*)