2023年5月16日
奈良の松尾寺と霊山寺に行く。
松尾寺と霊山寺はおふせ観音と同様、この季節、奈良ではバラが有名な寺である。
両寺ともにバラは美しかったがバラの記録はまた後日書かせていただくことにして、松尾寺について少し触れたい。
大和の松尾寺へはこれまでも夫と何度か訪れたことがあった。
そして今回は原付バイク(原動付自転車)で一人で行ってみた。
松尾寺は奈良の寺の中でも、比較的ゆっくりと楽しむことのできる素晴らしい寺である。
奈良の神社仏閣は長居をすると居心地が悪いところも多いが、この松尾寺は文庫本の1冊くらいなら余裕で読めるくらいに心が落ち着く、そんな寺である。
また、石仏や仏塔も多く、鎮座したそれらの中に馴染みの寺の名前を探すのも楽しみの一つである。
古い型式の寺のためか、上の方には松尾神社がある。
今回は時間の関係上この松尾神社へは立ち寄らなかったが、また機会を設けてお参りをしたい。
昼の一時に、お坊さまたちがお経を唱えられていた。
私は本堂の廊下に座る帽子を取って、手を合わせお経を聞いていた。
私は仏教の「ぶ」も知らないのに、お経を聞くのが好きだ。
縁起絵巻が好きだというのに、思想大系などをつまみ食いはしたものの、仏教を学んでこなかったことを多少、反省。
一般的な神社仏閣で過ごす時間は気持ちがいいので、もう少しこう行った時間を多く楽しみたいと感じると、再確認した。
松尾寺さんも東大寺さんと同様、
「ようお参り下さいました。」
の言葉が優しく、心に染み入る。
寺本来の思いやるお気持ちを感じる瞬間である。
宝物殿はあいにく閉館中
大和 松尾寺
厄除けお祓い、御祈祷 日本最古の厄除霊場「厄攘」唯一の祈祷寺
厄除け寺としては日本最古のもの。 「厄除け観音」として本尊木造千手観音立像(秘仏)が名高く、厄除祈祷の大本山である。
養老2年(718)、「日本書紀」の完成と自らの42歳の厄除けを祈願した舎人親によって創建されたと伝わる。厄除け寺としては日本最古のもの。「厄除け観音」として本尊木造千手観音立像(秘仏)が名高く、厄除祈祷の大本山である。境内には本堂(重要文化財)をはじめ、三重塔、三重石塔、行者堂、七福神堂、阿弥陀堂などが立ち並ぶ。お花畑のバラ(一般公開5月3日~5月26日)は春にはその美しさを咲き競う。また、夏期の小学生修行(小僧体験・一休さん)が有名。
〒639-1057 大和郡山市山田町683
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