映画『アルベール・カミュ』 3.9★/5 2010年 フランス 110分
映画『アルベール・カミュ』を見た。
全体をとおうぃて興味深く、面白かった。
特に、サルトルの酷評。カミュたちのサルトルの容姿に対する事まで言う残酷なまでもの悪口は人間味があるといえよう。
当時のフランスにおける社会的背景も見もの。
爆撃が起こった時の、カミュがすぐに駆けつける。
そこのは下層階級の方々やイスラム教の方々の残酷なまでも負傷した姿を見守るカミュの姿には心が打たれる。
話は前後するが、映画が始まって夫婦の姿が映し出されたその部屋の背景には日本酒の樽が置かれていた。
確か「高藤」だったかの銘柄の酒で、日本語で大きく「五升」と記されていた。
何らかの形で日本の酒樽を贈答され、飾ってあったのだろう。
ラストの、カミュの死はあまりにも突然すぎて、衝撃というべきか、ショックさえ覚えた。
監督 Laurent Jaoui 脚本 Laurent Jaoui フィリップ・マドラル 出演者 ステファーヌ・フレス アヌーク・グランベール アガト・ドゥロンヌ ギヨーム・ドゥ・トンケデック Florie Auclerc
ロマンチストで、遊び人で、内向的な哲学者のアルベール・カミュ。心を揺さぶるカミュの人生を、彼を愛した女性の視点から描く。
今回も見たという簡単な危篤だけで、失礼致します。