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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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廣瀬大社-砂かけ祭(御田植祭)  殿上の儀(でんじょうのぎ 殿上行事 午前中) 2023年     (午後からは庭上の儀 でんじょうのぎ 砂かけ)

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 廣瀬大社-砂かけ祭(御田植祭)  殿上の儀(でんじょうのぎ 殿上行事 午前中) 2023年  (午後からは庭上の儀 でんじょうのぎ 砂かけ)        十数年振りで、廣瀬大社-砂かけ祭  庭上の儀(午前)と砂かけ(午後)に行く。    周りは知り合いの方々が多く、神事に対し頭を下げて祈っておられるグループや、各々が各々の関心ごとの話題に花咲かせておられるグループが多くいらっしゃった。    私は他所から来た人間なので、一人として知った顔の方はいらっしゃらなかったのが、残念。    ただし、地元の方々はお優しく、 「わしは子供の頃から、この祭りを見てたんや。」 などとフレンドリーで、この村の方々はお優しいなと思った。      まず、庭上の儀が始まる前には同じ法被を身につけられた男性方は薪の周りでお集まりになって、この日の祭りを祝っていおられた。    みなさん、五穀豊穣を祈ってのおんだ(御田)祭といった大切な祭りなので、願いを込めつつ、満面の笑みで祭りに挑んでいらっしゃる。    廣瀬大社の砂かけ祭の【砂】は【水】に見立てての祭りであり、日本有数の奇祭りであるらしいと講師に聞いたことがある。    雨乞いは日本各地で行われているが、【砂】は【雨】に見立てて、【牛=牛役】と【村人=豊作を願う人】が【砂=水】を掛け合う祭りは、民俗学の本を読んでいてもそうでてくるものではない。    それゆえ、祭りが始まる前から、村の人々は集まり、一段と士気を高めて祭りに望んでおられるような気がする。    そこには、消防団の方々の力も大きい。    河合と背中に書かれた法被姿の消防団の方々は、多くの役を担っておられ、まめまめしく動いておられた。    女性たちは一歩引きつつ、多くの役割を着実にこなされていた。    古くは延喜式祝詞にも残る「大忌祭」の中で行われていた一行事が現在に継承されているという御田植祭(廣瀬神社公式HP)    村の方肩の力と願いが一丸となり、今に受け継がれているのは素晴らしいことだと感じた。      殿上の儀(でんじょうのぎ 殿上行事 午前中)        まずは神主の神(奥 階段を登っていかれる)に対する例    神主の声 「うおぉ〜」「うおぉ〜」「うおぉ〜」と三回、声を鳴り響かせられる。  その声は、おん祭りの夜の全ての雅楽などが終わった後、若宮さまがお帰りになられる時、大きな松の木に火を灯して「うおぉ〜」「うおぉ〜」「うおぉ〜」(回数は随分多い)と発せられるその声に似ている。  私は共通した「うおぉ〜」「うおぉ〜」「うおぉ〜」に声を発する意味を知らない。  おそらく、「神にお伝えする」或いは「厄払い」のような意味合いも含まれているのではないかと考えているが、確証は持てない。  そのうち、何かの文献でわかる時が来るのではないかとも思うが、それも定かではない。    写真の様にお祓いがあり、次に巫女(各一人づつ)の鈴の舞と扇の舞がある。   4 苗代作り 籾撒き    写真は神主さんが、籾を巻いておられる。    目を凝らして見ていると、田植えの準備をされる。  田ならしや、鍬や鋤で田植えの前の家を植える準備をされる。  その順番などを私は知らないので、頂戴したパンフレットで、順番を追っておきたい。    4 苗代作り 籾撒き   1 苗代作り 鋤   2 苗代作り 鍬   3 苗代作り 慣らし竹   4 苗代作り 籾撒き (写真2枚)   5 苗代巡り 鍬を持った人   6 田作り  犂(すき)   7 田作り  杷(さらい)   8 田植え (巫女 二人)    田作り、犂(すき)杷(さらい)                田植え(巫女 二人)    殿上にはお二人の巫女さんが稲に見立てた松葉をお田植えされる。  稲(松葉)は、規則正しくお田植えされている(並べられている)         延喜式とは  (コトバンク)   《延喜式》の祝詞は祈年祭,大祓(おおはらえ)などに用いられるが,典拠は古代のもののままではないとされる。    現在行われる祝詞は,祭典の趣旨・目的などを述べ,神に奏上することによって神の受諾を願う,神道祭式の重要な要件の一つになっている。     延喜式祝詞(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

「ウカノミタマ」の記事における「延喜式祝詞」の解説  

 神名の「ウカ」は穀物・食物の意味であり、同じ意味の「ウケ」「ケ」を名前に持つ食物の女神とは習合していくことになる。

 平安時代の『延喜式』(大殿祭祝詞)には、トヨウケビメの別名ともされる屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのみこと)が登場する。

 この女神について祝詞の注記では「これ稲の霊(みたま)なり。世にウカノミタマという。」と説明しており、ウカノミタマを女神と見なしていたことがわかる。

 上述した『日本書紀』の厳稲魂女も稲の霊であり、これらの記述から、食物の持つ生命力や稲霊(いなだま)が女性的なものと考えられていたことがうかがえる。 (解説 一部)

 

ウカノミタマ (ウィキペディア)

 ウカノミタマは、日本神話に登場する女神。

『古事記』では宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)

『日本書紀』では倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と表記する。

 名前の「宇迦」は穀物・食物の意味で、穀物の神である。

 また「宇迦」は「ウケ」(食物)の古形で、特に稲霊を表し、「御」は「神秘・神聖」、「魂」は「霊」で、名義は「稲に宿る神秘な霊」と考えられる。

 記紀ともに性別が明確にわかるような記述はないが、古くから女神とされてきた。

 伏見稲荷大社の主祭神であり、稲荷神(お稲荷さん)として広く信仰されている。

 ただし、稲荷主神としてウカノミタマの名前が文献に登場するのは室町時代以降のことである(後述)。

 伊勢神宮ではそれより早くから、御倉神(みくらのかみ)として祀られた。

 

杷(さらい)とは  (漢字ペディア)

 ①さらい。地面をならしたり、穀物をかき集めたりする農具。

 ②バラ科の常緑高木「枇杷(ビワ)」に用いられる字。

      以下は、広瀬神社公式HP   当社の御祭神は水を司り、豊かな稔りを授けて下さる御饌神です。

この祭典の正式名称は「お田植祭」ですが、砂を雨に見立てて掛け合うことから「砂かけ祭」と呼ばれるようになりました。古くは延喜式祝詞にも残る「大忌祭」の中で行われていた一行事が現在に継承されています。

祭典日は2月11日(建国記念の日)。

午前10時30分から「殿上の儀」、午後2時から「庭上の儀」の2部に分かれています。祭典は厳かな祈りの場でありながら、その後の奉仕者と参拝者が砂をかけ合うことで五穀豊穣となる雨水の恵みを大神様に願います。また、参集したそれぞれが神事に奉仕し砂にかかることで、厄除けを願う祭典でもあります。  

      宮司、大前に祝詞奏上の後 、苗代作り・苗代巡り・苗植えの順にお田植の所作を行います。

 =苗代作り=

拝殿を田圃に見立て、田人が鋤き・鍬・ならし竹の順に苗代作りをした後、神前に供えてある籾種を「良き種まこ。福種まこ。」と唱えながら蒔きます。

 =苗代巡り=

田圃を巡りながら「今年は神様のおかげで良き苗ができました。」と唱えます。

 =苗取り=

田人が東を向き「東で八百」、西を向き「西で八百。早乙女衆」と唱えると同時に、早乙女が苗に見立てた松苗を手に持ち、神前との間を足早に1往復します。

 =田植え=

牛面をつけた牛役と田人が犂(からすき)・馬杷(まぐわ)の順に田作りを行った後、早乙女が

一、この苗は我がにはあらず廣瀬なる神のよさせし早苗なり 二、みてぐらは我がにはあらず天にますとゆうか姫の神のみてぐら

 

 

 みなさま、いつも見ていただきまして、有難うございます^^

    本当に、ありがとう〜〜でございます  乱鳥

 


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