ネムルート (トルコ)
この写真は、夕暮れ
ネムルートは翌日、朝日も見に行った。
『夏目漱石最後の〈笑い〉『明暗』の凡常』第二章 3 細谷博 著 進典社 南山大学学術業書 メモ
『夏目漱石最後の〈笑い〉『明暗』の凡常』
第二章 2の続き
「気の能く廻る津田の頭」(80)
「技巧的な彼」(80)
「怜悧」
小林→津田
「君という男は、非常に用意周到なようで何処か抜けているね。あんまり抜けますまい抜けますまいとするから、自然手鎌わちかnねるわけかんね。」
(小林の語る津田像は、今現在の時点では私は好きかもしれない。夏目漱石の『明暗』そのものを読んで、話の展開によっては、この感情は変わる可能性もあるのだが、、、読み手の女性心理とは不思議なものだと、自分のことながら、思う。)
怜悧とは(goo辞書)
頭がよく、りこうなこと。
自尊の人である津田のただ中にある迂闊さは滑稽であり、親しみさえ感じさせる。(81)
賢明であろうとしながら、なお人間を相手にうろたえ、驚き続ける、生身の感受する者の姿がここにある。お延はそうした津田の〈驚き〉の対象となることで、さらにヒロインとしての輝きを持って現れてくるのだ。(81)
本書では 次はいよいよ、吉川夫人と津田について語られている。
私にとっては、待ってました!の吉川夫人と津田である。
第二章 4につゞく
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