近松全集 第五巻の表紙をめくると、『けいせい反魂香』絵入り本 下之巻 挿絵 (パリ国立図書館蔵書)
8月
松竹座一部で見た近松作品の『傾城反魂香』は私の好きな演目のひとつ。
多くの役者で見たが、中でも故中村芝翫丈と中村吉右衛門さんのっ舞台は印象的であった。
『傾城反魂香』は馴染みの芝居で、多くの台詞を覚えている。
しかし、行く前に今一度 近松全集で活字と所々は陰影で読もうと思っていたが、途中で断念した。
チケットを取ったのが、間際であったからだ。
近松全集 第五巻の表紙をめくると、『けいせい反魂香』の絵が載せられている。
『けいせい反魂香』絵入り本 下之巻 挿絵 (パリ国立図書館蔵書)
芝居興行に合わせて、米袋や野菜や、上の巻で度々出てくる「松」などにちなんだ、多くの
大がゝり
の絵と文字が並んでいる。
おそらく作者である近松門左衛門であろう男が扇子で「松」を指し。
大がゝり
と書かれている。
第一部 近松門左衛門 作 一、傾城反魂香(けいせいはんごんこう) 土佐将監閑居の場 浮世又平後に土佐又平光起
狩野雅楽之助
将監北の方
土佐修理之助
土佐将監
又平女房おとく 中村 鴈治郎
片岡 愛之助
中村 扇乃丞
中村 翫政
中村 寿治郎
市川 猿之助
歌舞伎 チケット4枚ゲット