『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』読了 4,8★/5 林雅彦監修 至文堂
十日ほどかけ二、三回読み直し、『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』をなんとか読了。
興味深い話が多いが知らない話も多い。
知っている話でも中身が濃い。
おそらく本書は私のような人間が読む書物ではなかったような気がするが、何度も読み返すと私なりに理解できる部分も広がり、充実した時間を持つことができた。
またコロナ禍で外出を控えている私は、美術館や博物館や講演がわりに『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』を読み、理解できる部分だけを楽しみ、難しい部分は読み飛ばして楽しんだ。
博物館一回四時間くらいだと知ると、何度博物館に出向いて遊んだことになるだろうと考えると、笑みが浮かぶ。
とにかく中身の濃い充実本で、一般人の私は一つでも知識を得ることができたことに満足している。
この本は素晴らしい!
至文堂 (2003/5/1)
2017年版 (10476円 税込)
発売日 : 2003/5/1
単行本 : 426ページ
目次
第1章 アジアに流伝する「生死論」と絵解き
第2章 絶後再蘇の構造-道元禅の展開
第3章 天寿国繍帳小考
第4章 串刺しの母-地獄図と目連救母説話
第5章 『二十四孝』の絵画二題
第6章 「十便十宜図」を読む
第7章 「死絵」について-基礎的事項の確認
第8章 田能村竹田の題画詞
第9章 「道成寺縁起」のことばと絵画-絵解きを視座としつつ
みなさまご来場、誠にありがとうございます。
心より感謝申し上げます。
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