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『もくれんのさうし』『目連尊者地獄めぐり』『謡曲 目連』『目連の讃』他  『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』

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  『もくれんのさうし』『目連尊者地獄めぐり』『謡曲 目連』『目連の讃』他  『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』至文堂

 

 

『もくれんのさうし』

 さて、目連、「わが母を見せ給へ」とありしかば、湯の中より亀甲の紋ある亀を一つ取り出して参らするに、尊者「これは何ぞ」と宣へば、「これこそ尊者の母にて御座しませ、、、」、、、

 『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』 (明治大学人文科学研究所叢書)写す。

 

『もくれんのさうし』(「目連の草子」)  世界大百科事典 第2版より

 室町時代の短編物語。

 甘露飯王(かんろぼんおう)の太子の目連は,15歳で受戒して僧となるが母を失う。

 37歳の3月25日,死んで冥途に遍歴し,黒縄地獄の亡母と対面。

 母は目連に財を与えようとした慳貪(けんどん)の罪で餓鬼に堕し,さらに出家した目連のために大阿羅漢の死を願って地獄に堕していた。

 4月1日に蘇生した目連は写経供養して母の苦を救い,7月15日に盂蘭盆会(うらぼんえ)を行った。

 盂蘭盆の起源説話であるが,《盂蘭盆経》や中国の所伝,あるいは《三国伝記》や後代の《目連記》の所伝とは異なる。

 

『もくれんのさうし』は岩波新古典文学の『室町物語集 上 下』に載っているかと思い、調べてみたが、生憎載ってなかった。

 

『目連尊者地獄めぐり』

  八面は釜の縁座に飛び上がり、蓋打ち開けて、釜中を打ち回し打ち回し、黒焦の母上に金棒に担ぎ上げ、「これが御母なるぞ。対面いたせ」と申しける。、、、、、

 『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』 (明治大学人文科学研究所叢書)写す。

 

  https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/899781  

目連尊者地獄めぐり   国立国会図書館デジタルコレクション

 

『謡曲 目連』

 

  『謡曲 目連』

悪鬼---燃え上がる炎に飛び入ると見えしが、燃え焦れたる人の形を鉾の先に刺し貫いて「これこそ母よ」と差し上げたり、、、、、

  『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』 (明治大学人文科学研究所叢書)写す。

 

 上を読んで、『道成寺縁起絵巻』のラストの絵を思い浮かべたが、『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』でも、『道成寺縁起絵巻』のコミカルな絵や『道成寺縁起絵巻』の内容について記されていた。

『道成寺縁起絵巻』は絵巻物集でも読んだことがあるが、国立京都博物館の確か常設展でも楽しんだことがある。

 

『謡曲 目連』は『謡曲百番集』『続謡曲百番集』には、載ってない。

『謡曲 目連』は比較的新しい曲と言われているようである。

 私は『謡曲 目連』は見たことも聞いたことも読んだこともない。

 

『目連の讃』

 三尺三寸の剣を持ち、剣の先へと差し上げて、「これがな目連尊者」と。目連この由御覧じて、「尊者の代りとて、我をば地獄に堕としてたび給へ」。

  『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』 (明治大学人文科学研究所叢書)写す。

 

 

 『生と死の図像学―アジアにおける生と死のコスモロジー』 (明治大学人文科学研究所叢書)  至文堂ハードカバー より

  

‎ 至文堂 (2003/5/1) 発売日 ‏ : ‎ 2003/5/1 言語 ‏ : ‎ 日本語 単行本 ‏ : ‎ 426ページ

 

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