Quantcast
Channel: 乱鳥の書きなぐり
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5148

94:『名作歌舞伎全集 第十九巻』「関の扉(積恋雪関扉)」「解説」/ 【生野暮】とは

$
0
0
94:『名作歌舞伎全集 第十九巻』「関の扉(積恋雪関扉)」「解説」/ 【生野暮】とは





 94:   『名作歌舞伎全集 第十九巻』から

         「関の扉(積恋雪関扉)」「解説」
          けきのと(つもるこいゆきのせきのと)




「関の扉(積恋雪関扉)」「解説」

 東京創元社

 昭和45年




 先日テレビで幸四郎さんの『栄屋異聞影伝来〜夢の仲蔵』劇中劇「関の扉(積恋雪関扉)」を見たので、読んでみる。

 小町と関兵衛が木戸を中に使ってふたりの振り。            58ページ
 関兵衛の生野暮薄鈍(きゃぼうすどん)
 あて振りの工夫のため,仲蔵は病気になったという。
 キヤボ的あて振りがかえって洒落ている。

 きやぼ【生野暮】とは (日本国語大辞典より)
  〔名〕(形動)
   まったく野暮なこと。すこしも世の中の人情や風流を解しないこと。
   また、そのさま。特に遊里の事情にうといこと。また、その人。

「関の扉(積恋雪関扉)」では
 
 関兵衛「おめでとうございます。」と言うとたん、割り符をおとす。   59ページ
 宗貞がそれを取り上げるのを取り戻し、小町が拾う。
 関兵衛「それそれそれ そこでっせい」
 三人がごまかして,手踊り(当て振り)が始まる。
 







Viewing all articles
Browse latest Browse all 5148

Trending Articles