主人神社 結界あり(7景)【この神社へは近くの村から年に一人、怪物のために若い娘を差し出さねばならん】という人身御供の伝説あり。
主人(ぬしと)神社
祭神
櫛玉饒速命(クシタマニギハヤヒノミコト)
御炊屋姫神(ミカシギヤヒメカミ)
言い伝え
昔のこと。人身御供の伝説があったとさ。
昔、この神社へは近くの村から年に一人、怪物のために若い娘を差し出さねばならん。
ある日、旅の僧が村人の嘆きを聞き、愛犬「サン」を連れて神社に向かったと。
怪物の正体は境内に棲む老いた土蜘蛛だとさ。
愛犬は土蜘蛛を噛み殺して、ワンコもクモの毒気で倒れたと。
かわいそうに思った村人はワンコを手厚く葬り、この旅の僧も年老いるまで世話をしたとよ。
どんとはらい
言い伝えと史実
上のような言い伝えがあるが、明治時代まで、矢田村の主人神社では、
毎年一人の処女を境内の仮小屋に住まわせて祭神に奉仕させたそうです。
御利益
火災予防盗難除け、
諸厄除け
祭礼
10月第16日
所在地
奈良県大和郡山市矢田町796
古い形の鳥居に縄(結界)が貼られ、鳥居とされている。
鳥居としての結界と、御炊屋姫を祀る主人神社前の大きな結界
大きな結界
御炊屋姫を祀る主人神社
手前:大きな結界
後ろ:御炊屋姫を祀る主人神社
御炊屋姫を祀る主人神社
御炊屋姫を祀る主人神社にも注連縄
大きな結界
見て頂き有難う御座います。
感謝申し上げます。