『三輪』
ドラマ『Great Expectations 大いなる遺産』(2011年BBC版) 3,9★/5
随分昔に映画で見た『大いなる遺産』の印象が良かったことを覚えていたので、今回はドラマ版『Great Expectations 大いなる遺産』を見た。
さすがのBBC版だけあって、丁寧に創られている。
ただ、どういうわけか、二回みたドラマ『ああ無情』を思い浮かべ、少し物足りなさを感じた。
筋書きはどちらも面白いのだが、『ああ無情』の必要性があっての「パンを盗む」というきっかけから人生が大きく変化し云々という展開が意外性も含めて話として興味深すぎて、その点で『大いなる遺産』は大筋のところで意外性は少し乏しく感じた。
しかしどちらも素晴らしい話なので、満足した。
割合に最近に5回構成の『ああ無情』をみたので、どうしても比較してしまったという私の問題だけである。
役者もよく、見所は多かった。
主役の父親は印象深い。
また、館の女性の焼身自殺の美しさは、見ごたえがあった。
Philip Pirrip Philip Pirrip Philip Pirrip Philip Pirripを始め、多くの言葉遊びは、
「Mother Gooseかい!」
と大笑いした。
私は字幕が選べる場合は必ず字幕で見ているが、この作品やドラマの『ハンニバル』のように韻を踏んだり言葉遊びの多い作品は、外国語で楽しみ字幕で補った方が面白いように感じる。
今回も見たという記録だけで失礼いたします。
2011年
3話
58分/ 3話
原作はイギリスの作家チャールズ・ディケンズの長編小説で何度も映画化、ドラマ化、舞台化されている。本作はイギリスの放送局BBCで制作され2011年に放映されたもの。
両親を失くし、姉とその夫で鍛冶屋のジョー・ガージャリと叔父パンブルチュックと暮らしている11歳の少年ピップはある日、沼地で脱獄囚の男に逃走の手伝いを強要される。