ドラマ『真犯人フラグ』 2,3★/5 20回 2022年 秋元 西島秀俊 桜井ユキ 平田敦子 他
飛ばし飛ばしだせいで、ようやく最後まで見終わった『真犯人フラグ』
10回で終わりかと思いきや、11回、、、と思えば、全話で20話もあった。
この話でこれだけ長く引き延ばす意味が私にはわからない。
二転三転どころか、枝葉を裏返し面にかえす。
桜の木に梅の葉をつけ、紅葉の枝に椿の花を咲かせるが如く、目まぐるしい展開を見せたが、いかにせん、本筋がしっかりしてないせいか、枝葉どころか、葉や花やヘタもすると害虫ばかりが目に余る。
この筋書きでは、西島もさぞやりづらかったであろうとも感じるが、最近彼は、作品を選ばず出演する傾向が見られる。
筋書きの大堂を歩んでないのに、、、、フラグとは、これ、いかに?!である。
『ほれ、視聴者はこの複雑な筋書きを見抜けないであろう、、、』
と言わんばかりの原作者、脚本家のおそらくタチの悪い洒落のつもりか、どや顔心算かのどちらかであろうか?
キャスト連中も大概は棒立ち出会った。能面のような表情で、ここぞとばかりにやたら声を張り上げる。
新犯人においては、もう少し、心理的にも所作的にも微妙感を感じさせる演技が欲しかった。もう少しこなす役者かと思っていただけに、惜しい。
そんな中、子役が力を発揮していた。
あとは、桜井ユキと平田敦子の場面を心待ちにしていた。
この二人は相当個性的で意味深は表情を醸し出し、二人が出てくるとドラマの質を上げてくれた。
平田敦子は後藤ひろひとや山内圭哉等出演の『発熱!猿人ショー』にも出演されておられた大ベテランさんである。
彼女出演の舞台が見たい。
『発熱!猿人ショー』は相当好きだったので、再放送があれば、今一度見たい気がする。
丘みつ子は安定のうまさ。
渋川清彦の言葉が心地よい。
「このドラマ、面白かった、面白くなかった、どっち?」
私自身の感じたことを書いております。
感じ方が違ったり失礼だと感じられた方には、お詫び申し上げます。
今回も見たという記録だけで失礼いたします。