『人生の手引き書 壁を乗り越える思考法 』 3,6★/5 2017年 渡部昇一著 (扶桑社新書)
『人生の手引き書 壁を乗り越える思考法 』を読む。
頭の良い著者の思い込みも激しく筆の調子は強目である(笑)
だが、ためになる部分も多々あった。
あっという間に読める本なので、隙間時間にもってこいの気軽に読める一冊である。
今回も読んだと言う簡単な記録だけでしちレイいたします。
合掌
2017年
渡部昇一著
扶桑社新書
224ページ
800円+税
渡部昇一先生が読者に託した遺言書!
「まえがき」より
~確かに先例のない情報技術革命の時代であるのは間違いないが、人の生きる道、糧、幸せのあり方は、昔と大きく変わりはしない。
自分が尊敬する師や先輩の声に耳を傾ける。豊かな読書を通じての知的な体験など、自らの進むべき道は、先人の教えの中にヒントが宿っているものなのである。
<中略>私も人生の中で大いに苦しみ悩んだが、振り返ればその時々に師と仰いだ先人たちの教えに何度も救われたのである。
第一章 脆弱な自分に気づいたとき
・不満の解消に神経( 、 、)を使ってはいけない
・難問にぶつかったときの決断拒否は、あやまちの中で最大のものである。
・“人生最大のチャンス"は、少なくとも3回めぐっている
・厄介な嫉妬にとりつかれたとき、どうすればいいのか?
・・・etc.
第二章 壁を前に、佇んだとき
・「もしそうでなかったら?」“if"の問いかけが新たな視点を生む
・一つの信条にのめり込むのは、危険である
・独自の意見を導くコツは「逆から考えてみる」といい
・本質は何か? 議論するとき、ここを見誤ってはならない
・・・etc.
第三章 壁を乗り越えるための思考法
・難しくてもいずれ面白くなるのが仕事、楽しくてもいずれ飽きるのが遊び
・自分の意見と自分の人格を混同してはならない
・お人好しはマイナス要素だと思われがちだが、真逆である
・大成した人は、失敗の原因を常に自分に求めている
・・・etc.
第四章 世の中とズレを感じたとき
・疑問なく流行に乗るのは、失望のタネをまくことに等しい
・時代とは、いつも「大きな曲がり角にさしかかっている」のである
・周囲とズレを感じるのは、自分のモノサシを持っているということである
・お金に対して、貪欲になっていい
・・・etc.
第五章 重要な判断をしなくてはいけないときに
・衝動的判断は、十中八九間違っていると心得る
・自分の本音をきちんと押さえることは重要である
・「心配すること」を「考えている」と思い込むのは、大きな間違いである
・しかたなかった選択。それは「何かのご縁」と考える
・・・etc.
第六章 幸運を呼ぶ思考法
・幸運は準備された心に味方する
・徳川家康から学ぶ、運を「待つ」姿勢
・敗者になったときにこそ重要な「グッド・ルーザー」の思想
・幸田露伴が説いた「幸福三説」とは?
・・・etc.