ヤズド(イラン)
『となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代 』4,1★/5 2016年 内藤 正典 著 ミシマ社
『となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代 』を読む。
ご自分で見てこられたトルコを含む石ラム兼事情に知識を加え、濃く深く記されていて、読み応え及び楽しささえ感じる一冊であった。
現在コロナ禍でイランやトルコの状況が私の元には伝わってこない。
コロナが騒がれた頃、イランは日本政府に助けを求めていたが、sぽの後の情報は一切絶たれた。
おそらく想像するには、中国が多大なる助けを示したのではないかと感じる。
イランとトルコに行きたい。
本書にも描かれていたが、イスラム圏は女性や子供(旅行者)が行きやすい地である。
今回も読んだと言う簡単な記録にて失礼致します。
内藤 正典 著
ミシマ社
2016年
252ページ
1600円+税
以下はウィキペディアより
内藤 正典とは
内藤 正典(ないとう まさのり、1956年9月29日 - ) は、日本の社会学者・地理学者・国際政治学者。同志社大学大学院グローバルスタディーズ研究科教授、一橋大学名誉教授。博士(社会学)(一橋大学)。日本中東学会には加入していない。 専門はトルコの国際関係、特に西ヨーロッパにおけるムスリム移民の研究、9・11以降はイスラムと西欧世界との関係、現代トルコの政治と社会。80年代まではシリアを中心としたアラブ地域での研究を行ってきたが、政治的な事情でヨーロッパ在住ムスリム移民に、90年代からトルコで語学学校に通いつつ客員教授として研究を始める。9.11以降は西欧とイスラームの衝突を抑止するための研究を、近年はイスラーム法学者の中田考とともに日本を含めた非イスラーム社会のゼノフォビア、イスラーモフォビアに関する著作も発表している。
データーベースより
大勢のイスラム教徒と共存するために――
現代イスラム地域を30年以上見つめつづけてきた研究者である著者が、いま、なぜ「こんなこと」になっているのか? を解説。 「一夫多妻制って?」などの日常的な話題から、「イスラム国」がなぜ生まれたか、といった世界情勢の見方や「テロを本当になくすために必要なこと」まで、抜群のわかりやすさで綴る、現代必読の一冊。
1980年代にシリアを、その後ヨーロッパでトルコ出身の移民を、それぞれ現地で研究してきました。91年からは、トルコに家をもち、イスラム世界との交流をつづけています。この本では、私が実際に見て聞いて研究した「となりのイスラム」をご紹介することで、みなさんの頭のなかにある、イスラムは怖いという思い込みを解いていこうと思います。そして、ごくふつうに仲良くしていけるんだ、あるいは、そうしていきたい、と思い、行動する人たちが増えていってほしいと思うのです。――まえがきより
『トルコのものさし 日本のものさし』([ちくまプリマーブックス]、1994年2月) 『アッラーのヨーロッパ 移民とイスラム復興』(東京大学出版1996年5月) 『絨緞屋が飛んできた トルコの社会誌』(筑摩書房[ちくまプリマーブックス]、1998年1月) 『「パパ」の国日本 「父親」の国トルコ』(1999年4月) 『なぜ、イスラームと衝突するのか この戦争をしてはならなかった』(2002年1月) 『ヨーロッパとイスラーム―共生は可能か』(いわなみしんしょ2004年8月) 『イスラーム戦争の時代 暴力の連鎖をどう解くか』(2006年) 『イスラムの怒り』(集英社新書、2009年5月) 『45分でわかる!イスラムの真実と世界平和。』(マガジンハウス、2009年12月) 『イスラム――癒しの知恵』(集英社新書、2011年) 『イスラームから世界を見る』(2012年) 『イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北』(集英社新書、2015年1月) 『トルコ 中東情勢のカギをにぎる国』(2016年2月) 『欧州・トルコ思索紀行』(2016年4月) 『となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代』(2016年7月) 『限界の現代史 イスラームが破壊する欺瞞の世界秩序』(集英社新書、2018年10月) 『外国人労働者・移民・難民ってだれのこと?』(集英社、2019年3月) 『イスラームからヨーロッパをみる 社会の深層で何が起きているのか』(岩波新書、2020年7月)
目次
まえがき
序章 世界を救える国はどこか?
第1章 衝突は「今」起きたわけではない
第2章 イスラム教徒とは、どういう人か
第3章 西欧世界とイスラム世界はもとは同じ
第4章 となりのイスラム教徒と共に
第5章 ほんとはやさしいイスラム教徒
第6章 日本人が気になる12の疑問
第7章 イスラムの「病」を癒すために
終章 戦争、テロが起きないために私たちができること
あとがき