写真は、 72:『日本絵巻大成25』から「能恵法師絵詞」「能恵法師絵詞 解説」
『家族・友人・人づきあい あなたがまだ気づいていない実は余計なひと言』2,7★/5 大谷由里子著 2015年 PHP 研究所
『家族・友人・人づきあい あなたがまだ気づいていない実は余計なひと言』をサクッと読む。
たまたま私の知りたい内容ではなかったので残念だったが、若い方は雑誌感覚で読むと楽しいような気がする。
今回も簡単な記録だけで失礼致します。
大谷由里子《人材活性プロデューサー》
PHP 研究所
1,320円 (本体価格:1,200円)
176ページ
2015年8月
よかれと思って言ったひと言や、何気なく口にしたフレーズが相手を怒らせる! 家族、友人、メールなど、毎日の人づきあいで誤解を招きやすいフレーズと上手な言い換え方を解説しています。
■言葉を変えると、生き方も変わる
たったひと言が、相手を喜ばせることもあれば、怒らせることもあります。みなさんは、そんな経験をおもちでしょうか。
わたしはこれまで、人材活性プロデューサーとして、地域や企業などで講演や研修を行なってきました。当然、はじめて訪れる現場も多くあります。そんな日々のなか、悪気がないとわかっていても、「この人とは話したくない」と思わせてしまう言葉があることに気がつきました。たとえば、「でも」という言葉がそれにあたります。
ある人に「大谷さん、仕事楽しそうだね」と言われ、「楽しいですよ」と答えると「でも、大変だよね」という言葉が返ってきます。そのときは、その人が、否定的な言葉をわざわざ使う理由がわかりませんでした。
また、わたしも余計なひと言で、人を傷つけてしまったことがあります。「世界一周したい」と言うわが子に「お金を稼がないとムリ」と何の気なしに答えると、子どもは黙ってしまいました。「ママも連れて行ってね」などと、プラス言葉にすべきでした。
人間関係をよくするのも悪くするのも、言葉しだい。ですから、わたしはふだんから準備をして話すようにしています。吉本興業のマネージャー時代から30年。いまでは「前向きな言葉を使うと、自分もまわりも、ご機嫌に生きられる」と、確信しています。
この本では、日常でつい使ってしまいがちな余計なひと言を、数多く取り上げました。「アー、よく使っちゃっているかも……」と、頭を抱えながら、言葉と向き合ってくれたら、とてもうれしいです。 (「はじめに」より)