京都
映画『インフェクション 感染』 1,5★/5 2014年 アメリカ
感染パニック映画が見たくなったので、『インフェクション 感染』を見た。
しかし、パニックの様子の全体像が弱く、掴みにくい。
唯一、道で走る人、渋滞した道路、病院の様子、子供の病的な様子、食品店での騒動やお金を持ってない人間への殺しなどが弱く弱くほんの少しだけ映し出されていたが、閑散とした町の風景などが映し出されていたが、パンデミックの様子は感じ取れない映像であった。
この映画は、翻弄した世の中の状態の全体像を映し出す目的ではなく、それに付随する数件にも満たない極少例のヒューマンドラマにまとを絞った映画である。
ただ、題名の『インフェクション 感染』からパニックを想像していた観客には物足りない。
感染の騒動が起き、人々が細胞平気でほとんど亡くなるとはいえ、それぞれの人々に死を迎えるまでのそれぞれのドラマが展開する。
製作者はそこに着眼し、映画を展開させたのであろうが、いかに線、死を迎える感染が広まる中での、愛だの別れだの人生だの、あまりにも表面的な表現で、本質を表現してないように感じる。
パニック映画としては奇抜で斬新な、新しい映画を作りたかったかもしれないが、空回りした一例である。
作者はあくまでも美しい映画を作りたかったのかもしれないが、『インフェクション 感染』という題名にしては、恋愛劇なのか何なのか理解ができない、そんな映画であった。
今回も見たという簡単な記録だけで失礼致します。
シネマトゥディより
『BUNRAKU』などのジョシュ・ハートネットが主演を務めたウイルススリラー。
生物兵器使用で感染症が拡散していく近未来を舞台に、3組の男女が歩む運命を見つめる。
監督は、主に脚本家として活躍してきたブライアン・ホリウチ。
『トランス』などのロザリオ・ドーソンのほか、オスカーノミネート経験のあるジーナ・ローランズやフランク・ランジェラら実力派が集結する。
人類が滅亡に向かっていく経過を捉えた描写もさることながら、そうした中でも愛を貫き、希望を捨てようとしない者たちの姿に胸を打たれる。
シネマトゥデイ (外部リンク)
あらすじ
近未来、紛争地域で生物兵器が使用されたことで感染症が世界中に広がっていた。
妻のミア(ロザリオ・ドーソン)を教育機関に通わせて小説家を目指してきたレン(ジョシュ・ハートネット)は、そんな生活に苦悩していた。
ミアの顧客であるアンディ(フランク・ランジェラ)は、感染症を引き起こした生物兵器開発に携わったことを悔やみながら余命わずかな妻エスター(ジーナ・ローランズ)と向き合っていた。
さまざまな者たちが抱える苦悩や絶望が大きくなる一方で、人類滅亡の時も間近に迫る。そして、、、。