『枕草子 二』九曜文庫 46 岩波古典文学大系(八十九段「なまめかしき物」)(2枚)菖蒲について 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649]
『枕草子 二』九曜文庫
岩波古典文学大系(八十九段「なまめかしき物」)(2枚)
▼ 一部分を写す。
八十九段「なまめかしき物」
6行目
、、、五月の節の。あやめの蔵人、さうぶ(菖蒲)のかづらの。
あかひもの色にはあらぬを。ひれ、くたい などし
て。くすたまをみこ(親王)たち。かんだちめなどの。たちな
み給へるに奉るも、いみじうなまめかし。、、、、、
さうぶ(菖蒲)のかづら
現在でも五月五日の節句には、菖蒲湯に入る習わしは残る。
菖蒲は葉の形状や菖蒲の持つ性質から、厄除けになるとされる。
江戸時代の近松門左衛門の作品の一つである『女殺し油地獄』では、五月の節句のしかも女の家で起こる残虐な事件である。
油屋の玄関の軒の上には一本の菖蒲が置かれており、それがパタリと落ちる。
災いが起こる予感が観客の心に走る。
『枕草子』八十九段「なまめかしき物」を読むと、五月五日の節の日、「さうぶ(菖蒲)のかづら」と記載されている。
つまり、平安時代から、五月の節句には菖蒲が用いられたことがわかる。
岩波古典文学大系(八十九段)全2枚
今回も簡単な記録のみにて失礼いたします^^
清少納言 [著]
早稲田大学蔵書
二条通(京都) : 沢田庄左衛門,
慶安2[1649]
4冊 ; 25.6×18.5cm
早稲田大学図書館
参考
『枕草子』九曜文庫 慶安2年
日本古典文学大系
新日本古典文学大系
『枕草子 一』
(一から三十六 総合)『枕草子』25 『枕草子』一巻読了(1〜36段) 九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649]
『枕草子 二』
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