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『アルツハイマー病は「脳の糖尿病」』 2つの「国民病」を結ぶ驚きのメカニズム 0,3★/5  十数年ぶりに、嫌な本に出くわしました。この本は、嫌いです。

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 写真は法起寺近く

 

 枝に垂れ下がりて

 実をしぼませる完熟の柿

 我 何思いて

 君 何思うや

 哀れなる柿

 秋桜見つる 柿

 

 

 『アルツハイマー病は「脳の糖尿病」』 2つの「国民病」を結ぶ驚きのメカニズム 

  0,3★/5 

  十数年ぶりに、嫌な本に出くわしました。この本は、嫌いです。

 

(ブルーバックス) 新書 – 2017

講談社

224ページ

920円+税

 

『アルツハイマー病は「脳の糖尿病」』 2つの「国民病」を結ぶ驚きのメカニズムを読む。

 概ね役に立つわかりやすい本で為になるとは思うが、如何にせんむ、専門用語が多く一般の人間には全てを理解しようと思うと難解であると思うのは私だけか?

 二つの矛盾する内容がまことしやかに書かれており、読者は狐につままれたが如く、その内容を理解した気持ちに落ちいったができ満足するのだが、その節、深く読むとどちらを試みたが良いかを悩むといった矛盾した内容もしなしば記述されていると思うのは、私のおつむが悪いせいだということにしておこう、、、

 どちらにも取れる捉えどころの内容が芽を伸ばす中で、これは絶対いけないといったことにおいては強調され、箇条書きされていることはありがたい。

 読者はその部分だけ読んでも、920円プラス読書時間を費やすに値すると感じないでもない。

 

 本書「あとがき」における「アルツハイマーは急増している云々」に加えて、次のように続けられている。

 

 アルツハイマー病になったからといって、多くの場合、患者本人が苦痛や不便を感じることはありません。もちろん初期段階では、家族が気づくとほぼ同時に、本人自身も物忘れを気にして訴えることもありますが、本人が物忘れを気にかける場合には、むしろアルツハイマー病ではなく、単に脳全体の加齢による現象、あるいはアルツハイマー病の前段階が多いのです。

 

 、、、いつの時代の医療なんでしょうかと、乱鳥、疑問に思う。

 まして、本書前半には、認知症(アルツハイマー?)は10年15年前から始まっていることが多い(要約)と二度ばかり書かれているのである。

 また、続けて次のようにも記されている。

 

 アルツハイマー病は見方によっては、死に向かうための適応とも考えることができます。アルツハイマー病が進めば、死に対する恐怖心は無くなります。「眠るが如き大往生」もその一部は認知症に起因するものです。自覚的な苦痛や訴えのない人に対して、家族の要請に従って手を差し伸べるという、医療の一般的原則とは異なった形をとることが多いのが、アルツハイマーです。

 

 上滑りで読むとまことしやかな内容が書かれているかのように思うが、アルツハイマー病を患う本人や家族が、その時々で進行を遅らせ病に向き合い、対処している。そういった人部とが多い中、本書あとがきのように「アルツハイマー病が進めば、死に対する恐怖心は無くなります。」と記され、それを鵜呑みにする社会が全体数をしめ、どうせ、わからないのだから、ボケているのだから、死ぬのは苦痛でないであろうとアルツハイマー病に煩い本人や家族を軽んじた社会に流れてはいけないと感じるのです。

 本書の書かれていることも一理ありますが、そういった風潮に流され、本人や家族が心のどこかで苦しみながらできる範囲で努力死病に抵抗する期間があるにもかかわらず、どうせ、、、、で我慢を虐げられ、住むのを待たねばならないといった社会を作り出すことに、乱鳥は抵抗を覚えます。

 人は死ぬとき、聴覚は最後まで残ると何かで読んだことがあります。

 しかし、枕元で、

「おばあちゃんは死んで行かはるねん。」

「順番、じゅんば〜〜ん」

とぴった無神経な言葉を投げかける方がいらっしゃいますが、これでは本人はお辛いことでしょう。

 アルツハイマーは石が無くなるのかもしれませんが、せめて周囲の人たちはご本人に対して、アルツハイマーを患ってない方に対してと同様に話しかけ、接していきたいと乱鳥は思うのです。

 よってこの本は、内容としては正しいのかもしれませんが、心情的には冷たく、好きになれません。

 十数年ぶりに、嫌な本に出くわしました。

 この本は、嫌いです。

 頭の悪い読者が書いたたわごととお聞き流しください、、、

 

 

 

 

 

以下、データーベースより引用

 アルツハイマー病は1906年の発見以来、いまだ治療法が存在せず、日本人にとっても「国民病」というべき深刻な脅威となっている。これまでの薬は、なぜ効かなかったのか?もう一つの「国民病」である糖尿病との関係から見えてきた元凶は「インスリン抵抗性」だった!注目の新鋭が示唆する、根本的治療薬の可能性。

  鬼頭/昭三
1927年生まれ。広島大学名誉教授。医学博士。専門は基礎神経科学。東京大学医学部卒業後、米国イリノイ大学神経精神研究所留学、東京大学大学院修了。広島大学医学部内科学第三講座教授、昭和女子大学教授などを歴任、現在も湘南ホスピタルの現役医師(内科)。北米神経科学会名誉会員。2009年、瑞宝小綬章受章

新郷/明子
公益財団法人冲中記念成人病研究所主任研究員。医学博士。北里大学卒業。国立がんセンター、東京慈恵会医科大学などで産婦人科学の研究に従事したのち、神経科学に研究領域を変更。2003年、兵庫大学健康科学部助教授(2007年、准教授)。2010年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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