鶴橋を歩く。
ここは焼肉で有名だが、魚屋や鰹節屋も多い。
元は、魚屋が集まっていた市場だと聞いたことがある。
只今の季節は、鮟鱇や鮟鱇の肝や鱈の肝が安価で売られていた。
JR鶴橋駅に停車し、電車の扉が開いた途端に、鼻に小虫が入ったのごとくピクピクするほどの良い焼肉の匂いが、車内までなだれこんで来たものだが、コロナが広がり、緊急事態宣言を受けてからというもの(?か)、その匂いは息をひそめる。
一軒の焼肉屋に入ったが、アルコール消毒、検温、席の間引き。
また、【飲食以外の時は、マスクを!】と行った注意書きまでされている、コロナ対策への徹底ぶり。
「お飲物は何にされますか?」
「生ビールの中を二つ。」
「今、緊急事態宣言で、アルコールは出せないんです。」
「あ!失礼しました。じゃ、烏龍茶2杯、お願いします。」
「はぁい^^」
そうだったんだ。
コロナが流行りだしてから、全く外食をしてなかった私たち夫婦は、緊急事態宣言下のアルコール無しというのは、テレビ画面の向こうの絵空事でしかなかった。
お店によっては、これだけコロナ対策を練られていらっしゃるというのに、
お気の毒だ!!!
商店を歩き進めると、
見渡せど
見渡せど、、、
飲食店の休業や閉業ポスターが目立つ。
100パーセントの活気がみなぎる私の知っていた鶴橋とは異なっていて、閉まった店も多く、閑散とした感じも否めない。
それでも、(少し時間は早めだったが)夕刻四時頃にはオープンな小売店がバタバタと店じまいする姿は、いつもの鶴橋であった。
経済にも、人命にも
夢と希望と、幸あれ!!!!
気分を変えたい、、、
ところで、この鶴橋、ユニークな方達が多いようだ^^
例えば、
【道路は広くて、買い良い市場】
車は通れるし、道も小忙しくはないが、なんだかdeepで、この看板は面白い。
商店や町の人々は暖かく、ブラックユーモアに飛んだ、鶴橋であった^^