写真は大阪 なんばCITY
関西弁敬語の落とし穴 「好孝はん、いはる?」 山下好孝
2015.9.30 10:30 産経新聞(https://www.sankei.com/premium/news/150927/prm1509270019-n1.html)
を読んで、すっきりした。
まぁ、好きにしてくれはったら、いぃんですけどぅ
またもや、やってくれました。
○居さんのCM,伊○○○
お〜いお茶、飲んでみなはれ。 「・・・なはれ」は京都弁ではなく、関西弁です。
今回は和テイストで、俳優(?元アイドル?)一人。
〜〜〜してぇ〜、〜〜〜してぇ〜(要約)
かなり長い台詞だが、耳にする度に、イライラしてくるのは、私だけか???
方言指導はかなり徹底されていらっしゃる様だが、イントネーションの山部になる部分と、長さが京都弁とは違う。
京都弁は語尾が長いが、あれはちと長すぎて、間が悪い。
逃げ道はCMでは京都とは一切うたわれていないこと。これがまた、気味が悪い。
○居さんは関西に本社がある、誰もが知っている会社である。誰も、注意をしないのか?
言い回しがずれているのに、俳優(?元アイドル?)の一見品よく見せて(?)の「してやったり(したり)顔」が見ていられない。
京都を小馬鹿にしてるのか、と言いたくなる。
絶対に大阪弁とは違うが、明らかに京都弁を意識した言い回しに腹がたつ。
何も文句ばかり言っている訳ではない。
アイ○ルの
「あんた、そこに愛はあるんか?あるんか?」
は、コメディ化されているので、関西人(京都)が見ていても、ついつい笑ってしまう。
あれは見事に関西弁をパロディ化しており、反発心は起きない。
CM制作側や女優の力量によるものであろう。
山下好孝氏が『関西弁敬語の落とし穴 「好孝はん、いはる?」』で関西弁の落とし穴を見事に私の疑問を解き明かされていた。
2015年にすでに山下好孝氏は関西弁やCMの滑稽さや間違いを言い当てられていたのである。
やはり山下好孝氏の様な方が書かれると、しっかりとした内容になるんだと感心した。
山下好孝
やました・よしたか
1956年、京都市伏見区生まれ。
神戸市外国語大学大学院外国語学研究科(イスパニア語学)修士課程修了。
現在北海道大学、大学院、国際広報メディア・観光学院、および国際本部留学生センター、教授。
専門はスペイン語学、関西弁学、日本語学、日本語教育。
共著に「朝日新聞で日本を読む」(くろしお出版)。
著書に「関西弁講義」(講談社学術文庫)など。