『玉勝間』(たまがつま/たまかつま)
本居宣長
随筆。
14巻
1795年(寛政7年) - 1812年(文化9年)
3巻ずつ刊行され、1005段
『玉勝間』が面白そうだったので、ネットで調べると、過去、日本の古本屋で取引されていたらしい。
現在、在庫なし。
早稲田大学のデジタルライブラリーには、有らず。
国会図書館は、未公開。
岩波文庫と日本思想大系に復刻されているというので、蔵書の日本思想大系を見るとその巻は無かった。
念のため、夫に問うと
「読んだよ。」
と言って、『本居宣長全集 第一巻』を出してくれた。
「弟子の質問に答えるという形もある、随筆だよ。」
と、ウィキペディアには無い情報を提供してれた。
『本居宣長全集 第一巻』の『玉勝間』を開けて見ると、所々に几帳面な文字でメモ書きされていた。
夫の文字である。
面白そうだと思ったのは、ものの数分。
ところどころは面白いが、やたら感じばかりが連なっている部分は、お手上げ。
乱鳥には難しすぎる。また、長すぎる。
夫曰く
ゆっくりと読んで言ったら分かるは、と。
ゆっくりか・・・・・
やりたいことが多すぎる^^
『玉勝間』について
「たまがつま」の「たま」は接頭語で、目の細かい竹のかごを表す古語、あるいは竹籠の実と蓋が合うことから、「あへ」「あふ」「しま」「し」にかかる枕詞でもある。
宣長が古典研究で得た知識を収録し、有職故実や語源の考証、談話・聞書抄録など多様の分野にわたる学問・思想についての見解を述べたもので、1793年より起稿し、1801年(享和元年)までの記事を載せ、その後推敲を重ねて完成したものである。
「葬礼婚礼など、ことに田舎には古く面白き事多し」とあり、民俗的視点をもそなえている。
宣長の生活・学問への傾注が記述されており、晩年の思想を知る上でも重要な書である。(ウィキペディア)