『家族』
監督・原作・脚本:山田洋次
脚本:宮崎晃
出演:井川比佐志 倍賞千恵子 笠智衆 ハナ肇 渥美清
1970年
松竹
107分
カラー
長崎から北海道まで新天地を求めて旅を続ける炭鉱離職者の一家の愛と哀しみの物語 山田洋次が5年間温めた構想を、日本縦断3000キロのロケと1年間という時間をかけて完成 長崎県の小島から北海道の開拓村をめざして旅を続ける5人家族が、苦難の内に家族の絆を深めていく姿を描くロードムービー。山田洋次が5年間温め続けた構想を、日本列島縦断3000キロのロケと1年間という時間をかけて完成させた快作。高度経済成長の象徴としての大阪万博に、貧しい一家の過去と現在を対比させる演出は秀逸。
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安部公房氏お気に入りの俳優井川比佐志さんも出演されていた。
笠智衆さん、渥美清さん。いつも思うが、出演される場面で、自分の世界を描き上げられる存在感のある役者さん。
話の展開は山有り谷有りほほえましさ有り…で、適度に満足し、見て良かったという気持ちにさせる。
途中倍賞千恵子さんが画面向って左向き。手紙こそもってないが、『窓辺で手紙を読む女』(フェルメール)の構図を思わせる。
倍賞千恵子さんさんのおでこのかたちは素晴らしい☆