『絵入 好色一代男』 12 巻二 世之介 十七歳
『誓紙のうるし判』『奈良木辻町の事』
二巻 世之介 十七歳
誓紙のうるし判、くちるまで
とあるので、たいそうな心構えのように思えるが、浄瑠璃に出てくる起請文は、血で版を押し互いに交換する。
気楽さが伺えるような気がするが、うるし判も出回っていたようなので、断定致しかねるところである。
世之介、子供の頃から、ずっと桜模様の着物で描き分けられている。
思案橋(大坂) : 荒砥屋孫兵衛可心, 天和2[1682]
早稲田大学ライブラリィ
絵入 好色一代男 井原西鶴
天和二壬戌年陽月中旬
大阪思案橋 孫兵衞可心板
岩波日本古典文学大系
一巻
『絵入 好色一代男』 1 巻一 世之介 七歳 「けした所が恋はじめ」「こしもとに心あること」 『絵入 好色一代男』 2 巻一 世之介 八歳 「はづかしながら、文言葉」「おもひは山吹の事」 『絵入 好色一代男』 3 巻一 世之介 九歳 「人にハ見せぬところ」「ぎやうずいよりぬきみ事」 『五月四日』『起上り小法師』 『絵入 好色一代男』 4 巻一 世之介 十歳 「袖の時雨ハかくるが事」「はや念者ぐるひの事」 『絵入 好色一代男』 5 巻一 世之介 十一歳 「たづねてきくなどちぎり」「伏見しもくまちの事」 『絵入 好色一代男』 6 巻一 世之介 十二歳 「ぼんのうの垢かき」「兵庫風呂屋者の事」 『絵入 好色一代男』 7 巻一読了 世之介 十三歳 「わかきは当座はらひ」「八坂茶屋の事」二巻
『絵入 好色一代男』 8 巻二目録 世之介 十四歳〜二十歳 『絵入 好色一代男』 9 巻二 世之介 十四歳 『はにふの寝道具』『仁王堂飛子宿の事』 『絵入 好色一代男』 10 巻二 世之介 十五歳 『髪きりても捨てられぬ世』『後家なびける事』 『絵入 好色一代男』 11 巻二 世之介 十六歳 『女はおもハくの外』『京河原町の事』 『絵入 好色一代男』 12 巻二 世之介 十七歳 『誓紙のうるし判』『奈良木辻町の事』