写真は、『枕草子絵詞』日本絵巻大成10 中央公論社『葉月物語絵巻・枕草子絵詞・隆房卿艶詞絵巻』
『枕草子』 1 七〜八 日本古典文学大系 池田亀鑑・岸上慎二校注
『枕草子』 1 一〜六
一 春はあけぼの
二 頃は
三 正月一日は
四 三月三日は
五 四月、祭りの頃は
六 おなじことなれど、きき耳ことなるもの
七 おもはん子を
八 大進生昌が家に
七 おもはん子を
「おもはん子を法師にならんこそ、心ぐるしけれ。」
から始まる、「七 おもはん子を」は数行、昔の事が続き、今のこととなる。
「これはむかしのことなめり。いまはいと、やすげなり。」
八 大進生昌が家に
「をかし」も、趣があるとか、可愛らしいとか、その時によって意味が色々ですが、
「八 大進生昌が家に」においては^^
こりゃこりゃ!人の悪いことを言い放って、
「・・・も、をかし」「・・・も、いとをかし」
と噂話をして、大笑いしているのね^^
几帳あのうしろにたてたる燈台の光はあらはなり、障子を五寸ばかりあけて、いふなりけり。いみじふをかし。
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・(10行ほど)
「わかき人おほしけれ」といへば、
・・・・・・・・・・・・
わらふこといみじう、あけんとならば、ただ入りねかし、消息(せうそこ)をいはんに、よかなりとはたれかいはん、と、げにぞをかしき。
五寸といえば15,6センチ。ちょっとのぞいたのね^^
校注では、
「男のくせに、女の部屋を開けたのなら、もう、さっさと入ったらいいのに。」
とある。
日本古典文学大系 19 枕草子/紫式部日記
『枕草子』
清少納言
平安時代中期 (1001年完成)
枕草子(まくらのそうし)とは、平安時代中期に中宮定子に仕えた女房、清少納言により執筆されたと伝わる随筆。
ただし本来は、助詞の「の」を入れずに「まくらそうし」と呼ばれたという。
執筆時期は正確には判明していないが、長保3年(西暦1001年)にはほぼ完成したとされている。「枕草紙」「枕冊子」「枕双紙」とも表記され、古くは『清少納言記』『清少納言抄』などとも称された。(ウィキペディア)
『枕草子』 1 一〜六(春はあけぼの、頃は、正月、三月、四月、きき耳ことなる)日本古典文学大系 池田亀鑑・岸上慎二校注
一 春はあけぼの
二 頃は
三 正月一日は
四 三月三日は
五 四月、祭りの頃は
六 おなじことなれど、きき耳ことなるもの
『枕草子』 2 七〜八(おもはん子を、大進生昌が家に)日本古典文学大系 池田亀鑑・岸上慎二校注七 おもはん子を
八 大進生昌が家に