5: 『名作歌舞伎全集第ニ巻』から「菅原伝授手習鑑」
「菅原伝授手習鑑」
上下 解説 139−148
上下 菅原伝授手習鑑 140−233
東京創元社
昭和44年
『北野天神縁起絵巻』や『松崎天神絵巻』を楽しんでいる最中、急に歌舞伎「菅原伝授手習鑑」が見たくなった。だが、生憎この演目は、一月、テレビでの予定はない。仕方がないので『名作歌舞伎全集第ニ巻』から「菅原伝授手習鑑」を読む。
毎度のことだが『名作歌舞伎全集』は上下の別れている。また「菅原伝授手習鑑」通しを各段を役者の声を思い浮かべて抑揚をつけて楽しむ物だから、わたくしとしては読み応えはあった。
『北野天神縁起絵巻』や『松崎天神絵巻』と歌舞伎を比べると膨らませ方が大きく違う。ところが絵巻物と歌舞伎の舞台では大道具や動き等に共通点が見られる部分が多い。
面白いなぁと痛感した。