ドラマ『ライジング若冲 天才 かく覚醒せり』2021 源孝志 作・演出 中村七之助 永山瑛太 石橋蓮司 中川大志 他
中村七之助出演のドラマ『ライジング若冲 天才 かく覚醒せり』を見た。
見ている間中、
キャァキャァ!ワイワイ!ヨ!カッコイイ!
と騒いでいたら、横で見ている夫が
「うるさいことやなぁ。」
と宣う。
七之助のかっこよさ、この上なし。
斜め上を眺める場面が何度かあったが、父親(十八代目 勘三郎)の面影が見て取れる。
所作が美しい。
決めが、素晴らしい。
加えて石橋蓮司は見事なまでも、適役で、見入ってしまった。
永山瑛太は好きだが、今回は目張り(アイライン)が少し強すぎたのが、口惜しい。
又、木村祐一と云う芸人(?)は口調は良かったが、歌舞伎風に演じたのであろうが、少し間が悪かった。
ここで歌舞伎風口調を交えたのは、歌舞伎の形を大切にしている上手い歌舞伎役者である中村七之助出演ということもあっての事。
昨日見た歌舞『大商蛭子島』(おおあきないひるこがしま)でも、後ろ姿でさえ首を斜め左後ろに垂れさせ、素晴らしい演じ方をなさっておられた。
歌舞伎『大商蛭子島』(おおあきないひるこがしま)平成29年2月 尾上松緑 中村勘九郎 中村七之助 市川團蔵 中村時蔵 他
若冲(中村七之助)の生い立ちは京都錦の八百屋四代目という事であったが、
「四代目!」
「よ!四代目!」
の声が飛び交うごとに、七之助自身の襲名を願う私であった!!!!!
最終章では、『大坂の番付』が決まり出版されたという設定で、
「歌舞伎役者の番付もあるよ。(要約)」
「私はそんなものには興味がありません(七之助 要約)」
には、思わず笑ってしまった。
作・演出 源孝志「京都人の密かな愉しみ」「スローな武士にしてくれ」
音楽 阿部海太郎
中村七之助
永山瑛太
石橋蓮司
中川大志
永島敏行
大東駿介
門脇麦
渡辺大
市川猿弥
木村祐一
加藤虎ノ介