彼の業平様が高安まで通われたという一説も残る業平道。
ここはいつ訪れても、心が和らぎます。
屏風絵を見て詠んだとと言われている歌を思い浮かべながらも、業平道に思いを馳せ、
頭の中は彼の事で、心苦しゅう くるくるまいの物狂い。
そんな横で、家族曰く、
「業平道だね。」と。
その言葉で、はたと我に帰る乱鳥、つぶやく、
ちはやぶる 神世(代)もきかず龍田川(たつた)
からくれなゐに 水くくるとは (日本古典文学大系 9 引用)
在原業平朝臣
『伊勢物語』(106)
『百人一首』(17番)
『古今集』秋・294