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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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映画『Curiosa 不実な女と官能詩人』 4★/5 ルー・ジュネ監督・原案・脚本 ラファエル・デプレシャン脚本 2019 フランス

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イラン カシャーン

 

 映画『Curiosa 不実な女と官能詩人』

 

 話の展開はとても面白かった。

 また、女性が非常に美しく描かれていた。

 始まりの表情からどんどんと変化を遂げる。

 

 カメラ詩人は暗室で目をやられるが、それも意味深。

 確かカメラの暗室で水銀を使うと大変なことになるが、水銀ではないにしてもそれは私の想像の範囲内で、映画ではその部分には一切触れられてない。

 

 ほんの一部分、小栗旬出演の『太宰治と三人の女たち』を思い浮かべる部分があった。

『太宰治と三人の女たち』も、その中の一人は、本(といっても、詩人との、妹を巻き込んだ 私小説)を出している。

 

「Curiosa」は直訳すると、「奇妙な」という意味。

 今回の日本語での題名は『不実な女と官能詩人』とされているが、的確なようであるが、詩人が目を患い、女の(半)私小説が大ヒットを遂げ、愛してない一点張りであった夫と仲良く歩く未来を描く場面を考えると、「Curiosa」、すなわち「奇妙な」の方が的確かもしれない。

 

 今回も簡単な記録だけで、失礼いたします。

 

  

 

原題/Curiosa 制作年/2019 制作国/フランス 内容時間(字幕版)/105分 監督 ルー・ジュネ 製作 オリヴィエ・デルボス 原案 ルー・ジュネ 脚本 ルー・ジュネ 脚本 ラファエル・デプレシャン 撮影 シモン・ロカ 音楽 アルノー・ルボチーニ

 

フランス象徴主義を代表する詩人・作家のひとり、P・ルイス。〈エロスの祭司〉と称された彼と、その親友の妻であった女性との禁断の関係を赤裸々に綴った官能ドラマ。

19世紀末のパリ。高名な詩人ジョゼ=マリア・ド・エレディアの次女マリーは、新進気鋭の詩人ピエール・ルイスと出会い、相思相愛の仲に。しかしマリーは、両親の取り決めにより、ルイスの親友で貴族出身の詩人アンリ・ド・レニエと結婚するはめとなり、絶望したルイスは、アルジェリアに渡ってすっかり享楽的な生活に身を浸すようになる。やがて帰国したルイスと再会したマリーは、彼と禁断の愛欲生活を送るようになり…。   (wowow)


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