恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 56 二十四丁表と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9
富田高至 編者
和泉書院影印業刊 65(第四期) 1998年
下 56 二十四丁表
◯をかし男、ふしてなておきて、撫(ナデ)思あまつて
吾あたまハ 夏の蛍にあらねども
くるれば露の やどりなるけり
『仁勢物語』和泉書院影印業刊
吾あたまハ 夏の蛍にあらねども
くるれば露の やどりなるけり
『伊勢物語』岩波古典文学大系9より写す
話が頭は 夏の蛍にあらねども
暮(く)るれば月の 光なりけり
ふしてなておきて、
伏しては起きて
◯をかし男、ふしてなておきて、撫(ナデ)思あまつて
吾あたまハ 夏の蛍にあらねども
くるれば露の やどりなるけり
この情景を思い浮かべると、面白すぎて笑いが止まらない^^