京都八坂神社
『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-23 【巻二 もんどり打って、落馬。 賀茂川の晩春を景物】十九紙〜二十五紙 中央公論社 小松茂実編
日本絵巻大成 8 巻二 十九紙〜二十五紙
出馬を待つ、舞人たち。
幾輌をも檳榔毛車(びろうげくるま)が立てられている。
一人が、もんどり打って、落馬。
悲鳴などの騒ぎが起こる。
賀茂川
裾をからげて川を渡りきった女。
賀茂川には馬を乗り入れるものや額烏帽子をかぶる子供、
これらは、晩春を景物を添えている。
もんどり
飛び上がって回転するさまを指す語。 もっぱら動詞「倒れる」に係り、「もんどりを打って倒れる」あるいは「もんどり打って倒れる」のような表現で用いられる。
ここでは、「もんどり打って、落馬」
もんどりを打つ
空中に飛び上がって回る様子を指す語。
主に「もんどり打って倒れる」などの表現で用いられる。
額烏帽子
ひたいえぼし
えぼしとしての代用。
主に子供がつけた。