映画『キングダム』
制作年/2019 制作国/日本 内容時間/134分 監督 佐藤信介 脚本 黒岩勉 脚本 佐藤信介 脚本 原泰久 撮影 島秀樹 音楽 やまだ豊他
映画『キングダム』を見た。
筋書きも良いし、役者も揃い、舞台作りも丁寧で、スケールも大きい。
概ね満足したが、あれだけ練りこんだ映画作りであるのに、橋本環奈のメークとヘアースタイルが現代的で、目元のメイクもやりすぎである。
決して山の民には見えないし、むしろ、顔は都会の若者風。
フクロウの様な衣装は絵本画家、木村泰子の世界である。
衣装はおとぎ話の様で、台詞も橋本環奈にしては一本調子である。
周りに役者のメークや衣装やセリフの言い回しからして、橋本環奈の立ち位置は、あまりにも異次元である。
そういえば背景も明らかに書き上げた布を意図的に使用する場面があった。
once upon a time^^から、観客への誘い^^なのか?
おそらく、これは意図的に二次元の世界の様に作り上げ、過去と現代を結んだのではないかと感じたが、本当の処はわからない。
橋本環奈への演出は故意である事は理解できるが、もったいない。
全体として、あの役所が浮いてしまい、映画全体として重厚さを薄めた様に、映画のわからない私には思える。
今回も簡単な記録のみにて失礼申し上げます。
信 山崎賢人 エイ政(えいせい)/漂 吉沢亮 楊端和 長澤まさみ 河了貂 橋本環奈 成キョウ(せいきょう) 本郷奏多 壁 満島真之介 王騎 大沢たかお 魏興 宇梶剛士 肆氏 加藤雅也 竭氏 石橋蓮司
原泰久の大ヒットコミックを実写映画化した大作歴史劇。紀元前3世紀、春秋戦国時代の中国を舞台に、戦災孤児の少年と後に始皇帝となる若き王との壮大なドラマを描く。
身寄りもなく、身分も低い戦災孤児の少年が、大将軍に成り上がることを夢見て戦乱の世を突き進んでいく。群雄割拠する春秋戦国時代の中国を初めて統一した秦の始皇帝の史実を下敷きにした原泰久の大ヒットコミックを映画化。あまりのスケールに実写化は困難と思われた原作を、「BLEACH」などの佐藤信介監督が日本映画離れしたスペクタクル大作に仕上げた。主人公の少年役は「羊と鋼の森」の山崎賢人、後に秦の始皇帝となる若き王役に吉沢亮、さらに長澤まさみ、橋本環奈、大沢たかおら豪華キャストがそろう。