祇園祭 鷺舞 (八坂神社にて)
『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-3 【巻一 朝覲行幸】 中央公論社 小松茂実編 1977年12月20日
【巻一 朝覲行幸】一紙
黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)
黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)とは、平安時代以降の日本の天皇が重要な儀式の際に着用する束帯装束。
「黄櫨染」色の袍(ほう)のことである。
黄櫨染(こうろぜん/はじぞめ)は櫨(はぜ)の樹皮と蘇芳(すおう)から染め出される色で、「赤みがかった黄色」や、「黄がかった茶色」等と言われる。
時代や着用者の年齢等によってかなり幅のある色であったと考えられている。
令和元年(2019)の即位昇段の儀における海外報道の多くでは、その色調はbrown-goldと評され
袍(ほう)
袍(ほう)とは、日本や中国などで用いられる衣服。
日本においては、朝服の上衣のひとつ。
武官・幼年用の闕腋袍(けってきのほう。 両わきの袖付けの下を縫い合わせない)と、文官用の縫腋袍(ほうえきのほう。)
櫨(はぜ)
うるし科
蘇芳(すおう)
蘇芳(すおう)とは、黒みを帯びた赤色のことで、『蘇方色』『蘇枋色』とも書きます。
蘇芳とは染料となる植物の名前で、蘇芳の芯にある色素を明礬(みょうばん)や灰汁を使って発色させたものです。
明礬焙煎では赤に、灰汁で赤紫に、鉄では暗紫になります。
今昔物語では凝固しかけた血液の表現にも使われています。
黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)を真っ黄色に置き換えるっと、
歌舞伎『蜷川十二夜』の翫雀(現鴈治郎)の衣装だわ^^
この衣装では、翫雀(現鴈治郎)さん、
「ぼっちぃ(僕)、ぼっちぃ(僕)。」
と連発されていたなぁ^^
歌舞伎、見たいなぁ^^