金々先生造化夢 読了 16 金々先生造化夢 口上(十五丁裏) 山東京伝 作 北尾重政 画
寛政6年 版元 蔦屋重三郎
金々先生造化夢 山東京伝 作 北尾重政 画
山東京伝 1761-1816
北尾重政 1739-1820
[江戸] : [蔦屋重三郎],
寛政6[1794]序
黄表紙
一冊 19cm
読んでいるのは、早稲田大学デジタルライブラリー
ヘ13 02056 0012
十四丁裏の続き、十五丁裏 口上
十五丁裏の続き と思ひしハ夢に手あたり をみれバ、やう/\にはながにへ たちけれバ、手をはたとう つてアヾきなるかな、みやう ごぜへす、ろせい ハあハいゝかしく うちに五十年の ゆめを見、われハ小 ばなのできるうち 千万人のしんくを しれり、われうきよ をゆめと思ひなし て、ただ かる/″\と くらしたるが、今日 より心をあら ため、天地へおん をほうづるため、 一ツのとせいをはじ めんと、これよりむしやうに うせぎけれバ、四、五年たゝぬ うち、百万両のぶげんとなり、 のちハゆめにあらぬ、ほんまの ゑいぐわのみとなりけるぞ、 御あつらへ、とびきりのめで たし、/\ 十五丁裏 京傳が飯のまえでおおのびをして喜んでいる^^ 京傳の羽織の紋付には、金の文字^^ 「アヽ、ひさし ぶりで くさぞうしの しまいが ゆめだ、 十五丁裏 中 京傳作 口上 此度山東京傳儀、かみたば こ入れ、みせ出し、いろ/\ゑん がた、仕入仕下直の品に て、切れたばこ入 同様、 御用ひに相成候やう、 工夫仕候 何とぞ 御ひゐき、御取立 ひとへ奉希上候 以上 江戸京橋銀 座一丁目 京屋 傳蔵 「こればつ かりが ましめだ。 京傳は歔 作の大人 金々先生造化夢 読了^^v