本居宣長記念館
もうずいぶん前のことですが、今年の秋に松阪に行きました。
松阪のマンホールの蓋は、鈴の絵
本居宣長が鈴を愛し、多くを集めていたからです。
(鈴コレクターで、駅鈴のレプリカなど珍しいものを多く所有していた。また、自宅に「鈴屋」という屋号もつけている。 ウィキペディア引用)
本居 宣長(もとおり のりなが、1730年6月21日(享保15年5月7日) - 1801年11月5日(享和元年9月29日))は、当時、既に解読不能に陥っていた『古事記』の解読に成功し、『古事記伝』を著した。
古事記編纂1300年ということで、今年はわたくしが住む奈良では古事記の講座が多いです(^^)
(上は記念館内にはられたポスター)
今年、わたくしも『古事記』を一通り読んでみましたので、松阪ではまず本居宣長記念館に行ってみました。
立派な資料が多く展示され、圧倒されてしまいました。
ここでは本の一部だけ記録したいと思います。
複数書物に登場する 文字くさり
万葉集
本居宣長添削詠草
(本居宣長、加茂真淵に和歌を添削してもらう)
本居宣長が書いた カルテ
『古事記伝』草稿
おつきあい下さいまして、ありがとうございます。
本居宣長記念館 三重県松阪市殿町1536-7
本居宣長記念館 公式HPより▼
現在、鈴屋遺蹟保存会の管理下にある史蹟は、本居宣長旧宅(国特別史跡)、本居宣長旧宅跡・附春庭旧宅、土蔵(国特別史蹟)、本居宣長奥墓(国史跡)です。
収蔵品総数は約16.000点。宣長の実子春庭の子孫の家に伝わった資料が全部と、養子大平の子孫の家に伝わった資料の一部。また宣長の門人植松有信旧蔵品、松坂の豪商小津茂右衛門家伝来資料、高橋荘吉旧蔵大平書簡などです。
その内、『古事記伝』自筆稿本や、『日記』、『遺言書』、自画像など467種1,949点が国重要文化財に、また20種31点が県の有形文化財に指定されています。
収蔵品の中には、蒲生氏郷関係資料や、太平洋戦争で亡くなった詩人竹内浩三の遺稿など、松阪に伝存した資料なども含まれます。
寄託品には、宣長が産土神「御厨神社」に奉納した『古事記伝』や、書肆永楽屋の『古事記伝』板木などもあります。
さて、中心となる宣長資料は、伝来により春庭家と大平家に大別されます。
両家の特色は、春庭の所には宣長旧蔵書、稿本、遺品などが伝わり、大平家には大平、内遠、豊穎とその門人資料、また宣長自筆資料の一部が伝わりました。但し、大平家資料は、その後、南葵文庫から三井文庫を経て、今は東京大学文学部本居文庫、またカリフォルニア大学バークレー校に収蔵され、保存会で管理するのはごく一部に止まります。