『新編金瓶梅』 滝沢馬琴 一巻 一ウ 左京兆三好長良 / 二オ 大原武具蔵
『新編金瓶梅』一巻 二オ
左図
二オ
大原武具蔵(おおはらぶぐざう)
もみち
夜(よ)の
雲(くも)ハ
甑(こしき)
の
湯気(ゆけ)
に
似(に)て
ふけて
【ね】る間(ま)の
窓(まど)のうそ月(つき)
印 印
大原之妻 (おおはらがつま) 折羽(をりは)
甑(こしき)
古代中国を発祥とする米などを蒸すための土器。
需とも。
竹や木などで造られた同目的のものは一般に蒸籠と呼称される。
日本各地の遺跡で発見されており、弥生時代には米を蒸すための調理道具として使われていたと考えられる。
見開き
『新編金瓶梅』一巻 一ウ
左京兆三好長良(さけいちやうみよしのながよし))
八瀬之妻(やせがつま)
山樹(やまき)
世(よ)の塵(ちり)に
染(そま)るこゝろの
鬼(おに)の留守(るす)に とき
洗(あら)ひせよ 欲(よく)の
革衣(かハきぬ) 印 印
京兆 (大辞泉)
1 「京兆の尹(いん)」に同じ。
2 左京職(さきょうしき)・右京職(うきょうしき)の唐名。
現在の中国陝西(せんせい)省西安市付近一帯の称。
左京兆三好長良
左京職に着く三好長良
二オ
大原武具蔵(おおはらぶぐざう)
もみち
夜(よ)の
雲(くも)ハ
甑(こしき)
の
湯気(ゆけ)
に
似(に)て
ふけて
【ね】る間(ま)の
窓(まど)のうそ月(つき)
印 印
大原之妻 (おおはらがつま) 折羽(をりは)