$ 0 0 一九自画賛 万歳 吉田澄夫氏像 大晦日に 逃足らすして 元旦へもちこし たる 掛とり長追ひ には こまりたれと、また 永日の時をも期さす、 ひつかけたる 屠蘇酒のいきほひ は 忽太平楽をうたひ はじめて 春の心地となるぬ、 掛とりに 留守を つかひし 宿 なから けさ は とふ れの 声の 高 さよ 十返舎一九画賦 絵は『東海道中膝栗毛』 小学館 日本古典文学全集