(写真は東大寺大仏殿と大仏池。幸四郎さんは大仏(毘盧遮那仏)様の前で「勧進帳」を演じられたことがある。
わたくしはその年、一ヶ月ばかりのイラン旅行から帰って間もなくの公演で、見ることができなかった…泣
今も後悔してやまない。)
『ひらかな盛衰記〜逆櫓』
『ひらかな盛衰記〜逆櫓』1988年 幸四郎 澤村藤十郎 芝雀 大谷友右衛門 二世又五郎 羽左衛門
データーは衛星劇場公式HPより▼
出演:
松本幸四郎 澤村藤十郎 中村芝雀 大谷友右衛門 尾上松鶴(松助) 市川染五郎 坂東正敏(現・亀寿) 二世中村又五郎 市村羽左衛門
1988年
109分
カラー
平家と源氏と義仲残党の三つ巴の抗争の時代を描く時代物。 船頭の権四郎に入り婿して、逆櫓の技術を習得し、源義経の船の船頭となった松右衛門。一方、権四郎は巡礼に出かけた際、騒ぎに巻き込まれて孫の槌松を取り違えてしまう。ある日お筆という女中が現れ、取り違えた子を返してくれと頼みにくる。すると松右衛門の様子が一変。実は松右衛門は木曽義仲の遺臣・樋口次郎兼光で、権四郎が取り違えた子こそ、義仲の一子駒若丸。樋口は源氏へ復讐しようとこの家に入り込んだのだった。松右衛門に幸四郎、お筆に澤村藤十郎、およしに芝雀、船頭に友右衛門・松鶴(松助)・染五郎、遠見の樋口に坂東正敏(現・亀寿)、権四郎に二世又五郎、畠山重忠に羽左衛門。(1988年/昭和63年12月・歌舞伎座)
なんて良いお舞台なのでしょう〜〜
今月二度目の 1988年『ひらかな盛衰記〜逆櫓』
役者三たちがすごぉい
こんな舞台、歌舞伎!を ずっと、見ていたい☆
時代とともに変わる歌舞伎…とはいえ、基本を踏まえた上での時代に合わせたした歌舞伎にしてね☆
…と、友人が申しております(笑)
あまりにも興味深いので、書棚から名作歌舞伎全集第三巻を取り出して読み始める。
『ひらかな盛衰記』は通しだと、結構長い芝居に成りそうだ。
この本によれば「逆櫓」は『ひらかな盛衰記』のごく一部。
「逆櫓」はページ数にして上下段で17、8ページ。
これが109分になるのかと、ほくそ笑む。
実際にわたくしとて心の中で芝居調で読むと、時間が長くかかる。
今回のお舞台『ひらかな盛衰記〜逆櫓』は録画したので何度か見ることになるだろう〜〜