山東京傳作 上 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 二ウ 5
ゑんうらへ
まづ
ほり
ものが
うわ
きの
はじ
まり
と
両
ほう
の
うで
ゆび
の
またまで
二三十ほど
あてもなき
ほりものをし
いたいのをこらへて
こゝがいのちだと
よろこびけり
いろおとこニ
なるもとんだ
つらいものだ
中に
ちと
きへ
たの
も
なく
てハ
わるい
から
あとで
また
きう
を
すへ
やセう
中にちと きへたのも なくてハ
わるいから あとでまた
きうを すへやセう =(意味)いろ男になるために、刺青を入れる男。
全部が消えなかったら刺青師に申し訳がないので
あとでちょっくらお灸を据えて、刺青の一部なりとも消して
刺青を入れてもらう箇所を作りましょう…という男の心配り。
少しずれた思いやりで、笑えますね^^
(読み間違いはお許しください。)
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 1
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』一オ(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 2
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』一ウ(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 3
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』二オ(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 4
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』二ウ(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 5
印行三百部之内
第三七號(第37号)
會製複書稀(稀書複製会)