『中国の吉祥文化と道教 祝祭から知る中国民衆の心』奈良行博著 明石書店 本日読了
大変な良書で有るにもかかわらず。二、三日置き去りにせざるをえなまった 『中国の吉祥文化と道教 祝祭から知る中国民衆の心』w、ただいま読了。
この本は私のとっては興味深い。
深くは掘り下げてはおられないが、結局日本文化のかなり多くまで及ぶ中国文化を再確認させていただいた。
私の好きな「鍾馗様」も道教によると言う。
書き出すとキリがない。日本におけるほとんどは、中国の影響を受けていると、著者はうたう。
とはいえ、ペルシャのゾロアスター教などの世界で最も古いとされる風習も、正論であった。
作者の広い心で研究に取り組む姿にも、心打たれた。
道教「道」について 『中国の吉祥文化と道教 祝祭から知る中国民衆の心』奈良行博著 明石書店
著者である 奈良行博氏について
奈良行博
1954年、京都市生まれ。関西大学大学院単位取得修了、2001年に文学博士。
1987~89年、文部省(当時)の派遣留学生として北京大学哲学系に留学。
の間、集中的に中国大陸の主要な道教寺院や名山名跡を単独で踏査。
帰国後、数校の大学にて中国語などの非常勤講師を務めながら、道教信仰や生活文化に関わる実態調査を続行。
2008年から大阪芸術大学短期大学部准教授
(『現代中国の道教 庶民に生きる信心文化』より)
著書
『中国の吉祥文化と道教―祝祭から知る中国民衆の心― 中国の吉祥文化と道教―祝祭から知る中国民衆の心―』
『五感で味わう中国大陸―道教聖地探訪の旅 (遊学叢書)』
『現代中国の道教―庶民に生きる信心文化』
『漢語鍛錬―対話できたえる中国語 奈良行博、 中村俊弘』
『漢語鍛練』
『体感中国―初級からのステップアップ』
『道教と中国社会 (講座道教) 野口 鉄郎, 松本 浩一他 | 2001/2/1』