十数年前にいくつか読んでいただけの『源氏物語』をここにきて読みたいと思ったのだが…むにゅ むにゅにゅ
こりゃ!いかん。
途中からだと、訳がわからない。
夫に
「どうすればいいか?」
「現代語訳は持ってないか?」
「円地文子さんのはないよね?」
と問うてみたら、中身がない問い方だったせいか、
「持ってないよ。」
の一言で、あっさりと無視された。
仕方がないので家中の本棚を物色していると、夫、また始まったかと横目でチラリ。
明らかに怪訝そうな面持ちである。
そういえば、先日本棚から抜き取った源氏物語九冊(岩波 日本古典文学大系及び新日本古典文学大系+索引)は未だ本棚に穴を開けたままである。
その上古典大辞典だの日本古典大辞典(岩波)数冊だのを抜き取っているのだから、多少機嫌を損ねているのかもしれない。
ま、飾っとくより積ん読の方が、まだポジティビでいいんじゃばいかえ?!と、一人得心する。
十数年前は万葉集を専門とされていらっしゃるK女史のお力添えもあって、源氏物語はわかりやすかったが、齢を重ねた可愛らしいお年頃の私は頭がこわばり、好みが激しい。
あれだけ業平様(や貫之様)が好きだというのに、光源氏さんは今のところ少し好みから外れたイメージかもとほくそ笑む。書物場での男性に対する好み、激しすぎかも^^
だがここはひとまず多くの謡曲や読み本にもひかれている源氏物語を今年はいくつたりとも、克服しようじゃないかぇ!!
ま、いいか。
急ぐ旅じゃなし。