東大寺 修二会 お水取り「二月堂の前で、お松明を待つ」 2時間近く、二月堂の前で景色や時間のうつろぎを楽しんでいた。
今年も修二会の期間に、東大寺さんにおな入りに行って来ました。
まずは、氷室神社、そして博物館。
去年と同じ箇所を展示された『二月堂縁起絵巻』を読み終えたのち、二月堂へと向かった。
まずは法華堂(三月堂)で小一時間仏像と対話しながら、気持ちの良い時を過ごす。
閉館間際になったので、二月堂に登り、景色や絵馬を楽しんだ。
のんびりしていたが、お松明を待つ人々はかなり多く、誘導員の方が、
「お松明を見られる方は、早く下に降りられませんと、いっぱいになって、場所がなくな入ります。」
と再三おっしゃっていた。
今年は後ろで見ようと二人で決め込んでいたが、お松明を見る芝生まで来ると、血が騒ぐ。
私たちは、今年も一番前で厄払いをさせていただくことにした。
お松明までの時間は二時間近くある。
景色を眺めたり、お隣の方達とお話をさせていただいたり、また、馬琴を読んだりして時を過ごした。
始まる前に、お手洗いも済ましておきたいし、お食事も手に入れて夫に食べさせてあげたい。
幸い例年と同じように柿の葉寿司や助六や豆餅が売られていた。夫に寿司買うと、美味しそうに食べていた。
夫にお手洗いを進めると、渋々向かう。
まるで、子供のようだと、ほくそ笑む。
お松明が始まるのは午後七時。
それまでのおおよそ二時間で、景色は移ろいで行った。
お松明が行われる二月堂。
まだ明るい。
そろそろ二月堂から人は降ろされ、いつの間にか二月堂には観光客はいなくなっている。
夕日が沈む。
天気がよかったので、色あざやかであった。
夕日も沈み、夜を待つまどろんだ時間。
多くの人が集まり、二月堂正面の芝生への出入りも竹で結界をし、閉ざされる。
人が多く転げ落ちては危ないので、5時20分頃(?)には、芝生前の全員が立たされる。
あと半時間もすれば、お松明は始まる。
今回は、東大寺修二会のお松明が始まる前の景色でした。