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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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『雙生隅田川(ふたごすみだがわ)』  近松全集と岩波新古典大系(緑)より

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 写真はイランのタイル
 タイルは好きなので、がらくたやさん(?)で絵が描かれたタイルを購入したが、
 客人が来られる都度持って帰ってくださいましたので、今では十枚ほど残っています。
 タイルの数が少ないので、コースターとして使うこともあります。



 『雙生隅田川(ふたごすみだがわ)』


 今日は新右團次様とご子息の新右近ちゃんの襲名披露、昼の部に行って参りました。

 今回の歌舞伎は大変満足しました。

 四十年以上見てきた歌舞伎を七月、一旦封印しようと思っていたのですが、十月歌舞伎の昼の部でで救われました。

 やはり私は芝居好き、舞台好きなな人間だと思います。

 十一月はパスしますが、十二月の唐十郎丈と仁左衛門丈の舞台が見たいので、南座も見ることにいたします。

 十月松竹座昼の部の感想は後日記録いたします。



 ところで、近日中に見る予定の『雙生隅田川(ふたごすみだがわ)』ですが、私にとっては馴染みがございません。

 謡曲の『隅田川』や『班女』は馴染み深い演目でもあり、また、能楽師の方や阪大関係のの講座でも聴いた覚えがあります。

 物狂いの能楽『隅田川』は好きな能の一つですので、DVDを購入。毎日見ていた時期もありました。

 ですが歌舞伎の『雙生隅田川(ふたごすみだがわ)』は恥ずかしながら初めてですので、書棚の近松全集と岩波新古典大系から相当部分を取り出して読み始めています。


 岩波の緑は書き下しですので読みやすいと思い開けて見ると、しょっぱなから仏教用語の連続で手強い。

 あまりにも読みにくいので、現雀右衛門さんの言い回しで声を出して読み始めました。


 ところがどっこい、最近はどっぷり滝沢馬琴にはまり慣れているせいか、近松はどうも口調が悪い。(というか、私の言い回しが雀右衛門さんには程遠く、下手!)

 近松作品は難しいと改めて感じました。


 なので近松全集の影印部分を読むことにしました。

 初めの数ページは頑張ったものの、近松作品というか浄瑠璃ほんというのかわかりませんが、とにかく独特の文字です。

 仮名文字が二つ三つと重なっていたり、七行時数合わせで文字が大変混み合っていたりで、今の私の力ではスラスラとは読めない。

 近松全集と岩波新古典大系を交互に見たり、行ったり来たり、寝たり起きたりの状態は二時間ほど続き、時間切れでございました。


 今週末頃には松竹座の夜の部『雙生隅田川(ふたごすみだがわ)』を見るというのに、これでは間に合いそうにありません。

 右近ちゃんも頑張っておられるのに、大の大人の私がこれでは将来有望な歌舞伎役者さんの右近ちゃんに失礼です。

 今日は少し疲れていますが、明日明後日と書斎に閉じこもり、ノートを取りながら読むことにいたします。


 あれだけ頑張っておられる歌舞伎役者さん(右近ちゃん)がいらっしゃるのですもの、観客も本腰を入れて舞台鑑賞に挑みたいものです。
 

 
 拙ブログにご来場いただきまして、誠にありがとうございます。感謝申し上げます。
 

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