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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』は、なぜ『望月』なのかを探るために。 3 『能を読む-4 信光と世阿弥以後 異類とスペクタクル』より『望月』

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     『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』は、なぜ『望月』なのかを探るために。 3 『能を読む-4 信光と世阿弥以後 異類とスペクタクル』より『望月』




 
 『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』は、なぜ『望月』なのかを探るために。 1
 『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』は、なぜ『望月』なのかを探るために。 2 『望月』【詞章】
 『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』は、なぜ『望月』なのかを探るために。 3 『能を読む-4 信光と世阿弥以後 異類とスペクタクル』より『望月』




『能を読む-4 信光と世阿弥以後 異類とスペクタクル』
 出版年月: 2013年08月
 出版社: KADOKAWA
 著者: 天野文雄 、 土屋恵一郎
 監修: 梅原猛 、 観世清和


 蔵書『能を読む-4 信光と世阿弥以後 異類とスペクタクル』にて『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿』における『望月』を探ることにする。

 私が長年温めてきた素朴な疑問である「真山青果は、なぜ最終場面で綱豊卿が今まさに舞に行く曲として、『望月』を選んだのか」という答えを探すためだ。

 しかし、内容深く書かれている『能を読む-4 信光と世阿弥以後 異類とスペクタクル』を読んでも、その答えは見つからない。

   


 御浜御殿綱豊卿とは関係はないは、『能を読む-4 信光と世阿弥以後 異類とスペクタクル』の『望月』には興味深い記述がある。

『望月』の名ノリでシテ曰く
かように候ふ者は近江の国守(もり)山の宿、甲屋(かぶとや)の亭主にて候、さてもさても云々
と。 

 能楽では甲屋と名のられるが、元は、滋賀県守山市の「竹 (竹冠に兜)屋 (旅籠屋 はたごや)」
                          兜
であったのも間違えて、兜屋(甲屋)とし、現在の甲屋(かぶとや)となったらしい。

 能楽においてもこのように、間違いによる言葉の変化があることを知った。

    


 漠然と「真山青果は、なぜ最終場面で綱豊卿が今まさに舞に行く曲として、『望月』を選んだのか」というってんそ探ろうとしているが、答えにたどり着けるか否かは定かではない。

   

 みなさま、拙ブログにお付き合いくださいまして、誠にありがとうございます。


  

 仁左衛門丈の写真は、数年前の松竹座のパンフレットから

  

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