今年も例年のごとく、鮮やかな紫陽花がたわわに咲き誇りました。
咲き始めは五月の末でした。
まずは真っ青の紫陽花。フェルメールの青の様でした。
お次は、紫。高貴なお某さまが、全国から集まられた様でした。
そして次々に咲く紫陽花。
ガクアジサイは、あわい色とりどりの水色で、メキシコオパールの様でした。
あれから一ヶ月以上たった今、真っ青なフェルメール、真紫の紫陽花坊、穏やかなメキシコオパールたちの色彩はこなれ、空気と一体化してまいりました。
この時期を待ってました。
鮮やかな紫陽花群はまばゆいばりの美しさでしたが、現在の紫陽花は、落ち着きを払った表情を醸し出しています。
孝玉染五郎扇雀の美しい時代が過ぎ、美しさプラスこなれた重厚さが感じられる仁左衛門丈や白鴎丈や藤十郎丈といった気がいたします。
写真は我が家の今年七月の紫陽花です。
今月、暑いさ中ではございますが、植え替えなどしない前提で、庭師の方に入っていただきます。
楽しませていただいた木の一部や笹などの頑固な雑草を根こそぎ抜いていただいたり、石を移動していただいたり、砂利をひいていただく予定です。
今年は小さな庭が荒れておりますので、かなり様子が変えていただく様に庭師の方にデッサンして渡しました。
紫陽花の一部は残す予定です。
ギボウシやシャガや所狭しと葉を伸ばし、花を咲かせています。大株になった二色のシランの花はとうに終わりました。
春にはトキワマンサクや玉つげも満開でした。
ブラシの木の花はもう少し先です。
可愛いのは紫式部。ただいま健気に、小さな花を咲かせています。
百合の花が今年も大きな花をつけています。
山法師は小さな真っ白いハンカチの様です。
みなさま、ご訪問いただき、ありがとうございます。
感謝申し上げます。