『読めなくても大丈夫! 中世の古文書入門』
5月も多くの本を読みましたが、面白かったものが数冊ありました。
本書はその中の一冊。
読めなくても大丈夫!とは書かれていましし、読まなくてもことは足りるのですが、ある程度古文書に慣れ親しんだ方の方が、書式において読み進む上で楽しいかもしれません。
簡単に記されていますが、知らないことが多く、メモを取りつつ読み進めました。
小島道裕氏の他の本も読んでみたくなる一冊です。
小島道裕氏といえば、『洛中洛外図屏風』の著者。
また、国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学教授でもあります。
小島道裕氏紹介(下記)に、企画展『中世の古文書―機能と形―』(2013年)とありますが、私は『中世の古文書―機能と形―』をどこかで目にした途端に手元に置きたくなり、国立歴史民俗博物館から取り寄せた一冊です。
ただいま、『中世の古文書―機能と形―』を目の前に置きながらこれを書いていますが、とても読みたくなってまいりました。
『中世の古文書―機能と形―』は素晴らしく出来の良い充実した図録です。
一度、国立歴史民俗博物館にも行ってみたい。
私の欲望は、『読めなくても大丈夫! 中世の古文書入門』により、ことごとく広がっております。
『読めなくても大丈夫! 中世の古文書入門』
読めなくても大丈夫!
中世の古文書入門
小島 道裕 著
128ページ
2016.10.24
定価1,728円
くずし字が読めなくても大丈夫! 古文書の機能と形に着目すれば、人びとの人間模様が見えてくる。源頼朝や織田信長、豊臣秀吉たちの心の内まで浮かび上がる、見て楽しむ古文書ガイド!
著者
小島 道裕 (コジマ ミチヒロ)
国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学教授。専門は日本中近世史。古文書を見る楽しさをアピールした企画展『中世の古文書―機能と形―』(2013年)展示代表。著書に『洛中洛外図屏風』『信長とは何か』など。
最後までおお付き合いくださいましてありがとうございます。
感謝申し上げます。