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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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煎茶道二條流のお茶を頂く  春の大神祭 平成三十年『春の大神祭後宴御宴能』の前に(2景)

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 平成三十年

 今年も『春の大神祭後宴御宴能』を拝見させていただく前に、お煎茶をいただかせていただきました。

 今年のお菓子は、紅白の上用饅頭

 私の前には、赤を置いてくださいました。

 

 一煎目は、甘いまったりとしたとろみのあるお茶をいただきます。

「ああ、美味しい。」
と、思わずほくそ笑んでしまいます。

 そしてお菓子。

 お着物をお召しになられたうゆくしい和のの美人が、二煎目をついてくださいます。

 今度は少しにがめで、凛としたお味です。

 

 ここ最近では毎回家族とともに来ておりました。

 しかし、今年は家族の藪用で、私だけで大神神社に参り、お茶を頂き、能楽を見、近くの桜を眺めました。

 家族には随時、写真を送って見せました。しかし、二人でお茶を飲んだり、三輪空気に触れて、共に楽しみたかったです。

 

 私の父は京都生まれの京都育ち。

 なのでお抹茶も煎茶も習っておりました。

 父はお抹茶も煎茶も好きで、毎日よく入れてくれました。

 小学生にもなると、私はお茶屋さんに一人で行っては、度々、玉露を買ってきました。

 いつも同じような玉露を100グラムくらい買うのですが、お茶屋さんは、子供の私に毎回、棚の上の大きな缶の茶筒を二、三取り出しては、味見をさせてくださいます。

 味見は、まず、お茶の葉をそのままいお味見して食べていました。

 店主やおばちゃまのお茶の選び方をよく話してくださっていました。

 そうこうしている間に、今度は飲むお茶を持ってきてくださいます。

 私はこう行った時間が子供の頃から好きで、父に代わって率先してお茶屋さんに足を運んでいました。

 三輪神社の三日目の春の大神祭に行けば、毎回お茶をいただくことができ、嬉しさもひとしおです。

 

 また、お茶菓子の懐紙には二條流と記されています。

 二條流といえば、堀高(堀川高校)の側で、馴染み深いところです。

 懐かしさで、多少目頭が熱くなる今日この頃。

 私も齢を重ねたものです。

 以前に書いたお茶の記録はこちらです。

 

 満足のいく、お茶と時間。

 こんな幸せな時間を過ごさせていただいて、私は幸せ者だとつくづく感じます。

 関係者の皆様、そして、お話をさせていただき心に残る時間を過ごさせていただきました皆様に、心より感謝いたします。

 ありがとうございます。

 

 

 


 

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